旧久富家(佐賀市歴史民俗館)
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大正時代の貴重な大型町屋建築で、重厚な造りが魅力です。
おすすめポイント
- 大正時代の貴重な大型町屋建築
- 当時の面影を残す梁や土間
- 木製の看板
- 1階はカフェやフォトスタジオ
- 2階はアトリエやスタジオ
基本情報
- 住所
- 佐賀県佐賀市柳町4-16 佐賀県の観光地を探す
- アクセス
- 長崎自動車道「佐賀大和IC」から20分 ルートを表示
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休業日
- 月曜日、祝日の翌日、年末年始
- 料金
- 無料
- HP
概要
旧久富家は、佐賀県佐賀市柳町にある歴史的建造物です。1921年に履物問屋 久富商店として建築されました。初代久富亀一は、佐賀市白山で履物商を営んでおり、大正10年に柳町に移転し、この建物を建てました。建物は、主屋(東棟)と土蔵(西棟)が並び建っており、主屋間口は約9m、建物の西側部分は土蔵造りです。大正期の貴重な大型町屋として、重厚で存在感あふれる造りをしています。1階の主屋と土蔵の間の通路は、今も南側の川沿いへ抜けることができ、柳町の風情を醸し出しています。
建物裏に作業所がつくられ、下駄の製造も行われ、県内中を手広く営んでいました。主屋の二階と土蔵は、在庫置場として利用されていました。二代目の吉二は、大分県日田市にも下駄製造所を造り、朝鮮半島へ販路を広げるなど事業を拡大し、県下でも有数の履物問屋でした。営業は、1980年頃まで続けられたといいます。
東棟の店内には梁や土間が残り、また、「履物問屋」と横書きされた木製の看板は今も店内に掲げられ、当時の面影を残しています。2008年度に佐賀県遺産に認定され、2016年4月に佐賀市歴史民俗館に追加されました。2015年に建物の外観の特徴を保存しつつ、内部のリノベーションが行われました。現在、1階はカフェ、フォトスタジオが入居し、2階はスペースを分割し複数のテナントが入りアトリエやスタジオなどとして活用されています。
旧久富家は、歴史と現代が融合した魅力的な空間です。当時の面影を残す建物と、現代の活気あふれる空間を同時に楽しむことができます。ぜひ、訪れてみてください。