酬恩庵（一休寺）

概要

酬恩庵 (一休寺) は、京都府京田辺市にある、室町時代の禅僧・一休宗純が晩年を過ごしたことで知られる寺院です。一休宗純は、足利義満の時代に生まれた禅僧で、その奇行や機知に富んだ話で知られています。一休寺には、一休宗純ゆかりの建造物や、一休宗純の禅の教えを感じることができる場所がたくさんあります。 例えば、一休宗純が晩年の17年を過ごしたという「方丈」は、国の重要文化財に指定されています。方丈の庭園は、枯山水と借景を取り入れたもので、一休宗純の禅の教えを表していると言われています。また、一休宗純が修行したという「書院」も、国の重要文化財に指定されています。書院の庭園は、池泉回遊式庭園で、一休宗純の禅の教えを感じることができます。 一休寺には、他にも見どころがたくさんあります。一休宗純が作ったと言われている「この橋渡るべからず」の橋や、一休宗純が描いたという「屏風の虎」など、アニメ「一休さん」でおなじみの建造物も数多くあり、子供も大人も楽しめるスポットです。 また、一休寺は、桜や紅葉の季節には、緑のトンネルを歩くように、幻想的な風景が広がることから、多くの観光客が訪れます。静寂の中に佇む一休寺で、心安らぐひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。