大和郡山城（郡山城）

概要

郡山城は、筒井順慶によって1580年に築城された、大和国最大の城郭です。その後、豊臣秀長が城主となり、城郭はさらに整備されました。豊臣秀長は、この城を居城とし、天正13年（1585年）から天正19年（1591年）まで、この地で過ごしました。秀長は、この城で政治を行い、文化を振興しました。郡山城は、豊臣政権の重要な拠点の一つとして、歴史に名を刻んでいます。 現在は、天守は残っていませんが、天守台、毘沙門郭、法印郭などの城郭中心部は奈良県の史跡に指定され、内堀や石垣が良好に残っています。近年では、追手門、追手向櫓、東隅櫓などの門や櫓が復元され、往時の威容をしのぶことができます。 郡山城跡は、歴史と自然を満喫できるおすすめの観光スポットです。天守台展望施設からは、大和郡山の街並みや奈良盆地を一望でき、春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉が美しく、四季折々の景色を楽しめます。城跡内には、柳沢神社や五輪塔覆堂など、歴史を感じられる史跡も点在しています。ぜひ、郡山城跡を訪れて、歴史と自然のロマンを感じてください。