旧犬養家住宅

概要

旧犬養家住宅は、岡山県岡山市北区川入にある、第29代内閣総理大臣・犬養毅の生家です。江戸中期の大庄屋の姿を伝える貴重な遺構で、昭和53年に国指定重要文化財に指定されました。 犬養家は代々この地方の大庄屋や郡奉行を務める旧家であり、主屋は南向きで、南には座敷、中の間、上端の３室、北には納戸、部屋、台所の３室、納戸の北には蔵前の部屋があって土蔵（内蔵・外蔵）に通じています。 犬養毅は、明治維新の功労者であり、「憲政の神様」と呼ばれています。彼は、自由民権運動の先駆者として活躍し、政治改革に尽力しました。また、日中友好にも尽力し、日中関係の礎を築いた人物としても知られています。 旧犬養家住宅は、犬養毅の生涯や功績を知る上で貴重な史跡です。彼の生きた時代や社会背景を想像しながら、歴史を感じることができます。また、当時の豪農の暮らしを垣間見ることができます。見学の際には、当時の生活様式や建築様式について解説を聞くことで、より深く理解することができます。