【平泉】毛越寺

概要

毛越寺は、岩手県平泉町にある天台宗の寺院で、平安時代後期に奥州藤原氏が建立した寺院です。かつては、中尊寺をしのぐ規模を誇っていたとされ、金堂、講堂、常行堂、二階惣門、鐘楼、経蔵など多くの建物があったと言われています。しかし、その後、火災や戦乱によって焼失し、現在は金堂跡や庭園などが残されています。特に、金堂跡は、桁行7間、梁間6間の礎石がほぼ完全に遺存しており、その規模の大きさをうかがい知ることができます。また、毛越寺の庭園は、池泉回遊式庭園として知られ、平安時代の貴族の理想郷を思わせる、美しい風景が広がっています。庭園内には、池や橋、島、石などがあり、四季折々の自然と歴史が調和した風景を見ることができ、心安らぐひとときを過ごすことができます。毛越寺は、世界遺産に登録された平泉の文化を象徴する寺院の一つであり、その歴史と美しさは、多くの観光客を魅了しています。ぜひ、毛越寺を訪れて、平安時代の文化と自然の美しさを体感してみてください。