富士見パノラマリゾート

概要

長野県諏訪郡富士見町に広がる富士見パノラマリゾートは、南アルプス山脈の北端、入笠山の東斜面を利用した、一年中楽しめる高原リゾートだ。その歴史は1987年のスキー場開設に始まり、以来、ウィンタースポーツ愛好家だけでなく、グリーンシーズンにはアウトドアアクティビティの拠点として多くの人々を惹きつけている。 冬季の最大の魅力は、最長3,000m、標高差730mの壮大なロングクルージングが楽しめるスキーゲレンデだ。標高が高く冷涼な気候が良質な雪をもたらし、晴天率85%という恵まれた天候の中で、北・南八ヶ岳連峰、そして遠く富士山まで見渡せる絶景を堪能しながら滑走できる。初級者から上級者まで7つの多彩なコースがあり、特に初心者や小さな子供連れのファミリーには、ゴンドラでアクセスできるファミリーゲレンデやキッズパークが安心だ。 春から秋にかけては、ゲレンデが日本最大級のマウンテンバイクコースに変貌する。プロ選手も練習に訪れる本格的なコースから、初心者向けの「らくらくコース」まで揃っており、手軽にダウンヒル体験ができる。また、ゴンドラに乗れば標高1,780mの山頂駅までわずか10分。そこから広がる入笠湿原や山野草公園では、5月のカタクリ、6月のスズラン、7月以降の釜無ホテイアツモリソウなど、約150種類の可憐な山野草が訪れる人々を癒やす。入笠山トレッキングも人気で、初心者でも約1時間で山頂に到達でき、山頂からは富士山、八ヶ岳、南・中央・北アルプスまで見渡せる360度の大パノラマが広がる。深田久弥の「日本百名山」のうち30座を見ることができるというから驚きだ。 さらに、恋人の聖地に認定された八ヶ岳展望台からの眺めは、愛を深めるパワースポットとして有名で、ゴンドラ山頂の「ハートスロープ」には「いつまでも幸せでいられる」という伝説がある。愛犬と一緒にゴンドラに乗車し、白銀の世界や新緑の湿原を散策できるのも特筆すべきサービス。ペット用のグッズも充実しており、愛犬家にはたまらない。秋の早朝には、条件が整えば息をのむような雲海が広がる「プレミアム雲海ゴンドラ」も運行され、四季折々の感動体験が約束されている。東京から車で約90分とアクセスも抜群で、都会の喧騒から離れ、心と体をリフレッシュしたいすべての人におすすめしたい究極のリゾートだ。