山中温泉
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開湯1300年、芭蕉も愛した名湯。渓谷美、伝統文化、美食に癒される温泉地。
おすすめポイント
- 鶴仙渓の絶景と川床で寛ぎのひととき
- 総湯「菊の湯」で名湯を堪能
- 山中漆器や九谷焼の伝統工芸に触れる
- ゆげ街道で食べ歩きやお土産探し
- 山中節の優雅な調べに耳を傾ける
概要
山中温泉の歴史は古く、奈良時代の高僧・行基が発見したと伝えられている。平安時代には、能登の地頭・長谷部信連が湯宿を開き、温泉地としての基礎を築いた。江戸時代には、加賀藩の保護を受け、湯治場として栄えた。松尾芭蕉は、元禄2年(1689年)に山中温泉を訪れ、9日間滞在。その湯を「扶桑三名湯」と讃え、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を詠んだ。温泉街には、芭蕉を祀る芭蕉堂や、芭蕉の遺品を展示する芭蕉の館がある。山中温泉は、山中漆器の産地としても知られている。山中漆器は、安土桃山時代から続く伝統工芸で、繊細な蒔絵や美しい木目が特徴だ。温泉街には、漆器店が数多くあり、お土産選びに最適だ。また、山中温泉は、九谷焼の発祥の地でもある。江戸時代初期に、加賀藩が九谷村に窯を開かせ、色絵磁器の生産を始めたのが始まりだ。山中温泉には、九谷焼のギャラリーや工房があり、その美しい色絵の世界に触れることができる。料理の鉄人として知られる道場六三郎は、山中温泉の出身だ。温泉街には、道場氏がプロデュースするレストランや、道場氏の料理を味わえる旅館がある。山中温泉は、美食の地としても知られており、冬にはカニ料理、春には山菜料理など、四季折々の旬の食材を堪能できる。