会津高原たかつえスキー場

概要

福島県南会津町に位置する会津高原たかつえスキー場は、1980年の開業以来、南会津町の観光を牽引してきた中心的存在だ。かつては東武鉄道が出資する第三セクターが経営していたが、現在は南会津町100%出資の「株式会社みなみあいづ」が運営している。2024年6月の報告書では、南会津町の財政改善のため、町内スキー場をたかつえスキー場に集約することが検討されており、今後の更なる発展が期待されている。 ゲレンデは最上部と最下部の標高差が約700mもあり、全体的に縦長で東北屈指のスケールを誇る。標高が高いため、山頂からは燧ケ岳や会津駒ケ岳など日本百名山10座を望む360度の大パノラマが広がり、冬には美しい樹氷も見ることができる。雪質は「たかつえパウダー」と称される本州有数の上質なパウダースノーで、特に1月から2月末のハイシーズンには、粒が細かく軽い雪が降り積もり、高いスプレーを上げて滑走する最高の気分を味わえる。 全14コースは初心者からエキスパートまで対応。最大斜度36度の「マウンテンコース」や38度の「トップヒルコース」では、上級者向けのパウダーランが堪能できる。本格的なモーグルバーンや、中級者から上級者まで楽しめるスロープスタイル・ハーフパイプも整備されており、多くのアスリートが練習に訪れる。一方で、小さなお子様連れには、動く歩道も完備された「わいわいパーク」が大人気だ。スノーストライダーやチューブなど、楽しい乗り物が豊富に揃い、雪山デビューにも最適。スノーキャットツアーやスノーシュー、スノーラフティングといったスノーアクティビティも充実しており、滑る以外の楽しみ方も盛りだくさんだ。 ゲレンデ内には、チケット・レンタル・レストランが揃う「スキーセンタースペーシア」、ゲレンデ直結の「会津アストリアホテル」とリーズナブルな「アストリアロッジ」、そして天然温泉「白樺の湯」があり、アフタースキーも存分に満喫できる。レストランでは地元の食材を活かしたメニューが提供され、口コミでは「じゅうねん担々麺」がイチオシと評判だ。誕生日やレディースデー、スキー子供の日など、リフト券がお得になるサービスデーも頻繁に開催されており、賢く利用すればよりリーズナブルに楽しめる。家族連れや友人同士、ベテランスキーヤーまで、誰もが忘れられない冬の思い出を作れる、魅力あふれるスキーリゾートがここにある。