天狗平(立山黒部)
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立山黒部アルペンルートのルート途中にある、標高2,300mの高原。
高山植物の宝庫として、雄大な景色と可憐な花々が咲き乱れる絶景が楽しめます。
おすすめポイント
- 高山植物の宝庫として、様々な花々を楽しめる
- 雄大な景色と可憐な花々が織りなす絶景が魅力
- 天狗平水平道(チングルマロード)を散策
- 室堂よりも混雑せず、ゆったりと散策できる
- 標高2,300mの爽やかな高原の空気を感じられる
概要
天狗平は、富山県中新川郡立山町にある標高2,300mの火山性の高原です。
立山黒部アルペンルートのルート途中にある溶岩台地の高原で、高山植物の宝庫として知られています。
6~5万年前に形成された溶岩台地で、周囲の溶岩台地と比較して、10万年前に形成された弥陀ヶ原より新しく、室堂より古い地形です。
天狗平は、立山カルデラの外縁付近にある室堂山あたりで噴火活動が盛んになった時期に、溶岩流によって形成されました。
その後、天狗山・国見岳をつくる溶岩が流出したことで、現在の地形が形作られました。
天狗平には、多くの露出した岩石があり、火成岩である安山岩の他に、氷河の運搬による迷子石も見られます。
植生は室堂のそれに似ていますが、あまり混雑しないためよりゆったりと散策できます。
天狗平周辺で見られる主な植物は、チングルマ、ワタスゲ、イワカガミ、ゼンテイカ、ミヤマキンバイなどです。
また、広い範囲で、ショウジョウスゲ、イワイチョウの他、イワショウブ、ショウジョウバカマ、ミツバオウレン、コバイケイソウ、ミヤマリンドウ、シラネニンジンの群生が見られます。
池塘内にはユチカワズスゲ、モウセンゴケ、キダチミズゴケ、ヌマガヤ、池塘周囲の乾燥地にはエゾホソイなどが自生しています。
天狗平には、立山高原ホテルや天狗平山荘といった宿泊施設が充実しています。
立山黒部アルペンルートの立山高原バスに乗り、天狗平バス停で下車すれば、目の前に広がる雄大な景色と可憐な花々が咲き乱れる絶景を楽しむことができます。
バスを降りてすぐ一面のお花畑が見られるという、2000m超の高原では珍しい好立地です。
天狗平から室堂駅間は、天狗平水平道を利用して、夏の好天時ならば50分程度で歩くことができます。
往復しても2時間はかからない距離なので、気軽に散策を楽しむことができます。
天狗平は、雄大な景色と可憐な花々が咲き乱れる、まさに自然のパワーを感じることができる場所です。
ぜひ、一度訪れてみてください。