旧豊後森機関庫
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九州唯一の現存する扇形機関庫!歴史とSLのロマンを感じられる場所です。
おすすめポイント
- 九州で唯一の現存する扇形機関庫
- 国の登録有形文化財に指定されている
- 蒸気機関車の格納庫として使用されていた歴史を感じることができる
- 敷地内にはSLが展示されている
- 豊後森機関庫ミュージアムでは、機関庫や転車台に関する展示を見学できる
概要
旧豊後森機関庫は、大分県玖珠郡玖珠町にある、かつて国鉄久大本線豊後森駅に隣接していた機関庫です。1934年に久大線全線開通と同時に完成し、最盛時には蒸気機関車21台が所属する大規模な扇形機関庫でした。太平洋戦争中の1945年8月4日には、米軍機の機銃掃射によって職員3名が死亡する被害を受け、機関庫の壁面にはその際の弾痕が残っています。戦後、ディーゼル機関車やディーゼルカーへの移行が進んだことにともない、1971年に廃止されました。
2001年に地元の有志によって保存委員会が結成され、登録有形文化財の登録を受けるべく活動した結果、2012年に登録有形文化財に登録されました。2006年には玖珠町が旧機関庫と敷地をJR九州から買収し、2008年には「豊後森機関庫公園」として整備が進められています。公園内には、機関庫の西側にある作業員詰所を改修した「豊後森機関庫ミュージアム」が開設されています。
ミュージアムでは、機関庫や転車台に関する展示のほか、1919年製の国鉄9600形蒸気機関車「29612」号機が保存されています。この蒸気機関車は、福岡県志免町から無償譲渡を受けたもので、修復を受けた後、2015年6月12日に豊後森機関庫跡に搬入されました。
旧豊後森機関庫は、九州で唯一現存する扇形機関庫で、歴史とSLのロマンを感じることができる貴重な場所です。ぜひ訪れてみてください。