湧水庭園四明荘
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1日3000トンもの湧水が流れ込む池に、色とりどりの鯉が優雅に泳ぐ。縁側から水面に浮かぶような感覚で、透き通った水の絶景を堪能できる唯一無二の庭園。
おすすめポイント
- 縁側に座り水面に浮いているような感覚で庭園を眺める
- 一日3000トンの湧水が流れ込む透明度の高い池と鯉
- 明治後期に建てられた国の登録有形文化財の趣
- 湧水で淹れた美味しいお茶を味わいながらのんびり過ごす
- 「鯉の泳ぐまち」散策と合わせて島原の水の都を体感
基本情報
- 住所
- 長崎県島原市新町2丁目125 長崎県の観光地を探す
- アクセス
- 島原鉄道島原駅から徒歩約10分。「鯉の泳ぐまち」の中心に位置する。島原港から車で約5分。 ルートを表示
- 営業時間
- 9時00分~17時30分
- 休業日
- なし
- 料金
- ・大人400円(18歳以上の方 ※高校生を除く)
・小人200円(高校生以下の児童生徒)
・未就学児 無料(保護者同伴に限ります)
- INFO
- 湧水で淹れた冷たいお茶の提供がある。縁側から足を伸ばして池を楽しめる。写真撮影が可能。スタッフによる庭園の説明も聞ける。夏場はオープンエアのため暑さを感じる場合があるので注意が必要。
- HP
- http://www.city.shimabara.lg.jp/page943.html
概要
長崎県島原市に位置する湧水庭園四明荘は、明治時代後期に造られた住宅庭園であり、国の登録有形文化財にも指定されている歴史ある名所だ。その最大の特徴は、雲仙岳からの伏流水が一日約3000トンも湧き出し、庭園内の池を満たしていること。この豊富な湧水により、池の水は驚くほど透き通り、色とりどりの錦鯉が気持ちよさそうに泳ぐ姿を間近で観察できる。
「四明荘」という名前は「四方の眺望に優れる」ことに由来し、庭園のどこからでも美しい景色が楽しめるように設計されている。特に、建物から張り出した縁側に座ると、すぐ目の前に広がる池の水面と一体になるような感覚を味わえる。これは、まるで水の上に浮かんでいるかのような、他では味わえない独特の体験だ。
島原市は古くから「水の都」と呼ばれ、1792年の雲仙岳噴火による地殻変動(いわゆる島原大変肥後迷惑)が現在の豊かな湧水群を形成したと言われている。四明荘はその「島原湧水群」の一部であり、名水百選にも選定された清らかな水を体感できる代表的なスポットだ。訪問者には湧水で淹れた冷たいお茶が振る舞われ、涼を感じながら贅沢な時間を過ごすことができる。手入れの行き届いた庭園、静かに流れる水音、優雅に泳ぐ鯉たち。これらすべてが調和し、訪れる人々に深い癒しと感動を提供する。島原の歴史と自然が息づくこの場所で、心ゆくまで「水の都」の魅力を堪能してほしい。