青海島
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「海上アルプス」と称される絶景の島。遊覧船や自然研究路から、奇岩や洞門が織りなす自然美を満喫できる。
おすすめポイント
- 海上アルプスと称される奇岩群
- 遊覧船で巡るダイナミックな景観
- 自然研究路でのトレッキング
- スキューバダイビングスポット
- 東山魁夷が愛した風景
概要
青海島は、その美しい景観から「海上アルプス」と称され、国の名勝および天然記念物に指定されている。約40kmの海岸線は、日本海の荒波によって削られた奇岩や断崖絶壁が連なり、自然の造形美を堪能できる。遊覧船に乗れば、海からしか見られない洞門や石柱などの奇岩怪石を間近に観賞でき、その迫力に圧倒されるだろう。陸上では、青海島自然研究路が整備されており、変化に富んだ地形や植物群落を観察しながら、気軽にトレッキングを楽しめる。また、青海島は、日本を代表する日本画家・東山魁夷画伯が愛した場所としても知られている。皇居宮殿の壁画「朝明けの潮」や、唐招提寺の襖絵「濤声」には、青海島の風景がモチーフとして描かれている。青海島の豊かな自然は、多くの芸術家にもインスピレーションを与えてきた。
かつて青海島東部の通地区は、江戸時代から明治時代末期まで沿岸捕鯨の基地として栄えた歴史を持つ。向岸寺には、当時捕獲された鯨の胎児を埋葬するための「鯨墓」があり、今も地域に伝統芸能「通鯨唄」が歌い継がれている。歴史と自然が織りなす青海島は、訪れる人々を魅了し続ける。