友ヶ島（由良要塞）

概要

友ヶ島は、和歌山県和歌山市加太沖に浮かぶ無人島で、かつては旧日本軍の由良要塞として使用されていた歴史を持つ島です。黒船来航の頃から大阪湾を守る要衝とされ、紀州藩は幕命により友ヶ島奉行を置きました。明治時代になるとさらにその重要性が高まり旧陸軍により由良要塞の要所として大規模に整備されました。大きな大砲を島内のあちこちに備え、約600人の兵隊が駐屯する要塞となり、第2次世界大戦が終わるまで一般人の立ち入りができませんでした。現在は無人島となり、当時の砲台跡やトンネルなどが残っており、歴史ファンや廃墟マニアに人気があります。また、豊かな自然も魅力で、島内には照葉樹林が広がり、ハイキングコースも整備されています。ハイキングコースを散策すれば、島の歴史を感じながら、美しい自然を満喫することができます。さらに、友ヶ島は、キャンプも楽しめる島です。島内には、キャンプ場が設けられており、無人島でのキャンプを楽しむことができます。夜は、満天の星空を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができます。友ヶ島は、歴史と自然が融合した、神秘的な無人島です。かつての要塞の面影を残しながら、現代では豊かな自然を満喫できる場所として、多くの人々に愛されています。ぜひ、友ヶ島を訪れて、歴史と自然の両方を感じてみてください。