安倍文殊院
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日本三文殊の一つに数えられる寺院で、鎌倉時代の仏師・快慶作の国宝「木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像」が安置されています。
おすすめポイント
- 鎌倉時代の仏師・快慶作の国宝「木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像」を安置する
- 日本三文殊の一つに数えられる
- 安倍晴明が陰陽道の修行をしたと伝えられる晴明堂がある
- 毎年9月にはコスモス畑を迷路にして遊べるイベントを開催
- 境内には国指定特別史跡「文殊院西古墳」もある
概要
安倍文殊院は、奈良県桜井市にある華厳宗の寺院で、日本三文殊の一つに数えられています。創建は、大化の改新の際に左大臣として活躍した安倍倉梯麻呂が、孝徳天皇の勅願により建立したとされています。創建当時は現在の場所から約300メートルの場所にありましたが、平安時代末期に多武峰の妙楽寺の僧兵に焼き討ちされ全焼してしまいました。その後、現在の場所に再建され、鎌倉時代には東大寺の復興に尽力した重源上人の縁で、仏師快慶によって本尊の文殊菩薩像が作られました。この文殊菩薩像は、知恵の文殊として信仰を集めており、国宝に指定されています。また、安倍文殊院は、陰陽師として有名な安倍晴明が修行をしたと伝えられており、2004年には晴明堂が200年ぶりに再建されました。境内には、安倍倉梯麻呂の墓とされる「文殊院西古墳」や、四季折々の花が咲き乱れる庭園などもあり、歴史と自然に触れることができます。毎年9月には、コスモス畑を迷路にして遊べるイベントも開催され、多くの人で賑わいます。安倍文殊院は、歴史と伝説、そして自然が調和した魅力的な観光地です。ぜひ訪れてみてください。