大津市坂本伝統的建造物群保存地区

概要

大津市坂本伝統的建造物群保存地区は、比叡山延暦寺の門前町として栄えた歴史ある街並みを残すエリアです。日吉大社の参道両側には、比叡山の僧侶が住む里坊が立ち並び、独特の景観を作り出しています。里坊は、かつては比叡山で修行した僧侶が、隠居生活を送るための住居として建てられました。それぞれの里坊には、個性的な庭園や建物があり、静寂の中に歴史を感じることができます。 また、坂本には「穴太積み」と呼ばれる、石を積み上げて造られた石垣も見られます。穴太積みは、滋賀県北部で発達した伝統的な石積みの技術で、独特の美しさを持つことから、国の重要文化財に指定されています。坂本を散策する際は、ぜひ穴太積みの石垣にも注目してみてください。 坂本には、歴史を感じるだけでなく、美味しい食事も楽しめます。比叡山麓で採れた新鮮な野菜を使った料理や、地元産の日本酒などを味わえるお店もあります。歴史と文化、そして美味しい食事を楽しめる坂本に、ぜひ足を運んでみてください。