
ガイド
横浜開港資料館は、横浜の歴史に関する資料を収集し、展示や出版を通じて一般に公開している施設です。1981年に開館したこの資料館は、かつて英国領事館として使用されていた歴史的な建築物を活用しています。幕末から昭和期にかけての横浜の歩みを、膨大な資料を通じて学ぶことができる「近代横浜の記憶装置」としての役割を担っています。
建物自体が歴史的な価値を持っており、1931年に建築された旧英国領事館を利用しています。この建物は1972年まで領事館として利用されていました。中庭には、ペリー来航時の石版画にも描かれているとされる「玉楠の木(タマクスの木)」があり、横浜市の史跡に指定されています。この場所は、日本の開国と近代化が進んだ時代の空気感を今に伝える重要な拠点です。
館内では、明治から昭和時代にかけて日本に出版された外国語や日本語の新聞、そして横浜の文化・港湾・経済に関する資料が約25万点所蔵されています。これらは、横浜がどのように国際的な港町として発展してきたかを理解するための重要な手がかりとなります。また、展示室だけでなく、歴史的な建築様式そのものも、訪れる人々にとって大きな魅力の一つです。
開館時間は午前9時30分から午後5時(最終入館は午後4時30分)までとなっています。日中の明るい時間帯には、展示されている貴重な新聞や資料をじっくりと読み解くことができます。また、建物内の落ち着いた雰囲気は、観光の合間に歴史に浸る静かな時間を求める方に適しています。
資料館では、展示を通じて横浜の近代史を学ぶことができます。閲覧室では、明治から昭和にかけての新聞などの資料を扱うことができます(※利用には事前予約が必要です)。歴史的な建築物の中で、当時の人々の暮らしや国際交流の様子を、実物の資料を通じて知ることができます。
資料館は横浜の歴史を感じられるエリアに位置しています。近くには山下公園があり、横浜港の美しい景色を楽しむことができます。また、みなとみらいエリアや関内エリアも徒歩圏内であり、歴史的な建物と現代的な都市景観が混ざり合う横浜らしい散策を楽しむことが可能です。
施設内は落ち着いた環境ですので、静かに鑑賞してください。閲覧室を利用する場合は、事前に電話による予約が必要です。服装については、特別な制限はありませんが、歴史的な建築物を保護するため、展示物や建物への接触には十分注意してください。支払いは、施設内の利用状況により異なりますが、基本的には現金やカードの準備があると安心です。英語での案内や展示内容については、公式サイトや現地の状況を確認してください。