
ガイド
山梨県立まきば公園は、八ヶ岳南麓の標高1,100mから1,700mの高原地帯に広がる広大な公園です。標高1,400mという高い場所に位置しており、周囲には富士山や南アルプスの連峰を望むことができる、まさに「絶景の天空レストラン」とも言えるロケーションを誇ります。山梨県の豊かな自然を感じられる広大な牧草地が特徴で、訪れる人々を穏やかな空気で包み込みます。
この地域は、かつてから家畜の放牧や畜産が盛んなエリアです。本場(小淵沢町・長坂町・大泉町地内の県有地)では、山梨県が所有する優良な肉用繁殖雌牛(黒毛和種)を飼育しており、分場では乳牛などを健康に育成するための環境が整えられています。自然と畜産業が共生する、山梨県の農業の重要性を感じさせる場所でもあります。

最大の魅力は、視界が開けた広大な牧草地の風景です。白い柵で仕切られた緑豊かなエリアでは、羊やヤギ、牛などがのんびりと過ごす姿を見ることができます。また、富士山や南アルプスを背景にした景色は、写真撮影にも最適なスポットです。園内には「まきばレストラン」があり、山梨のこだわり食材をふんだんに使用した料理を楽しむことができます。甲州ワインビーフや高原野菜、新鮮な牛乳、そしてワインなど、この土地ならではの味覚を堪能できるのが大きな魅力です。
公園は年間を通じて美しい景観を楽しめますが、季節ごとに異なる表情を見せます。春から夏にかけては、青々とした牧草地が広がり、爽やかな風を感じることができます。秋には周囲の景色が変化し、冬には澄んだ空気の中で富士山をより鮮明に望めるでしょう。開園時間は9:00から17:00までとなっており、日中の明るい時間帯に訪れることで、動物たちの活動や美しい景色を最大限に楽しむことができます。

園内では、自然の中で動物たちを間近に感じることができます。ただし、ポニーの乗馬や牛の乳しぼりといった体験型アクティビティや、動物へのエサやり体験は実施していません。動物たちを観察する際は、静かに見守るスタイルとなります。ただし、羊やヤギに対して、青草を取ってあげるなどの自然な触れ合いは可能です。また、放牧地へ続く遊歩道を散策することで、高原の空気を感じながらリフレッシュすることができます。
周辺には、清泉寮などの有名な観光施設があります。清泉寮は、風と草原のテラスややまねミュージアムを備えた、このエリアを代表するスポットです。また、標高1,541mの「美し森」からは、南アルプス連峰や富士山を一望できる素晴らしいビューポイントを楽しむことができます。これらのエリアと合わせて巡ることで、八ヶ岳南麓の自然を満喫する旅のプランが完成します。
園内は広大な敷地であり、放牧地へ続く遊歩道などの散策には時間がかかる場合があります。また、標高が高いため、天候の変化や気温の差に注意が必要です。犬との散歩は可能ですが、必ずリードを付けてください。ただし、動物がいる広場内には立ち入ることができません。動物への配慮を忘れず、自然環境を守るマナーを守って楽しみましょう。