
ガイド
土師ダムは、広島県安芸高田市に位置する一級河川・江の川本川上流部に建設された、広島県内初の本格的な多目的ダムです。ダムによって形成された広大な人工湖は「八千代湖」と呼ばれ、その美しい景観は多くの人々を魅了しています。ダム湖畔には「のどごえ公園」が整備されており、芝生広場や大型遊具が設置されています。自然と調和した穏やかな環境の中で、休息やレジャーを楽しむことができます。
このダムは、江の川の治水と、広島市や芸予諸島など広島県中央部への利水を目的として建設されました。堤高50.0mの重力式コンクリートダムであり、広島市の重要な水源の一つとなっています。ダム湖である八千代湖は、当時の所在自治体であった八千代町にちなんで命名されました。2005年には、財団法人ダム水源地環境整備センターにより「ダム湖百選」の一つに選定されています。また、関連する「土師ダムスポーツランド」は、昭和62年度に手づくり郷本土賞(水辺の風物詩)を受賞しており、地域に根ざした文化的な価値も持っています。

八千代湖の最大の魅力は、四季折々の変化に富んだ自然景観です。特に春には、湖畔に約3,000本の桜が咲き誇る西日本有数の桜の名所となります。また、秋には周囲の木々が色づき、美しい紅葉を楽しむことができます。湖畔にある「のどごえ公園」は、芝生広場や大型遊具が整備されており、家族連れでの散策や休憩に最適です。また、湖面は非常に穏やかであるため、水辺の風景を背景にした写真撮影にも適しています。
春(3月〜4月)は、約3,000本の桜が咲き誇る最も華やかな季節です。夜間にはライトアップが行われることもあり、昼間とは異なる幻想的な景色が見られます。秋(11月頃)は紅葉が見頃となり、周囲の山々が色彩豊かに変化します。季節を問わず、日中の明るい時間帯は、湖面の反射や青空とのコントップラストが美しい景観を楽しむことができます。

八千代湖周辺は、自然を満喫できる様々なアクティビティの拠点となっています。水面が広く穏やかなことから、カヌー競技の会場としても利用されてきた実績があり、練習の場としても活用されています。また、周辺にはサイクリング、テニス、野球、サッカー、グラウンドゴルフ、キャンプなどが可能な施設が点在しており、自然の中で体を動かすことができます。また、湖畔道路を利用したマラソン大会なども開催されるなど、スポーツを楽しむ環境が整っています。
ダムの周辺には、自然豊かなレジャー施設が広がっています。例えば、聖湖に隣接する「聖湖キャンプ場」は、広々としたテントサイトや炊事棟、展望台を備えた無料のキャンプ場として知られています。また、周辺には歴史的な遺構として、かつて毛利元就の居城であったとされる「吉田郡山城」などのスポットもあり、歴史散策と自然を楽しむ行程を組み合わせることができます。

ダム周辺や公園内を散策する際は、歩きやすい靴での訪問を推奨します。公園内には芝生広場や遊具がありますが、自然環境の中での移動となるため、足元に注意してください。ダムの管理や公園の利用にあたっては、公共の場としてのマナーを守り、ゴミの持ち帰りや自然保護に努めてください。支払いや予約に関する詳細は、訪問前に現地の最新情報をご確認ください。