
ガイド
角島(つのしま)は、山口県下関市豊北町に位置する、日本海(響灘)に浮かぶ島です。島の形状が牛の角のように見えることからその名がつきました。最大の特徴は、2000年に完成した全長1,780メートルの角島大橋です。この橋は離島へと架けられた一般道路橋としては非常に長い部類に入り、周囲に広がるエメラルドグリーンの海と青い空のコントラストが特徴的な景観を作り出しています。北長門海岸国定公園に含まれており、自然豊かな環境が維持されています。
この島には古くから人の営みがありました。万葉集にその名が登場し、延喜内膳の記録には長門国から海藻が貢進された歴史が記されています。また、近代史においては、戦前の下関要塞地帯の一部として、島の東側にある元山集落に角島砲台陣地が設置されていました。1939年に起工されたこの砲台には、ラ式15cmカノン砲4門が装備されていました。現在は砲台跡や弾薬庫の一部が残されており、かつての防衛体制の歴史を伝える遺構となっています。

角島のシンボルは、島の北西にある夢ヶ岬に立つ角島灯台です。この灯台は、多くの灯台を設計したことで知られる英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンによる設計で、日本海側で初の洋式灯台として1876年に点灯しました。高さ43メートルを誇り、特大のフレネルレンズを備えた第1等灯台です。また、海上に架かる角島大橋は、ドライブの際の主要なルートであり、橋の上からの眺望は非常に高い知名度を持っています。さらに、海岸近くには砲台跡や弾薬庫の遺構もあり、歴史的な景観の一部となっています。
角島は年間を通じて訪れることができますが、海の色が最も鮮やかに見える晴天の日や、日中の時間帯が推奨されます。特に、太陽の光が海面に反射する時間帯は、エメラルドグリーンの海がより鮮明に映し出されます。季節としては、3月から9月にかけての暖かい時期は、青い海と空のコントラストが際立ちます。また、夕暮れ時には空の色が変化し、灯台や橋のシルエットが変化する様子を確認できます。

角島での主なアクティビティは、ドライブや景観の観察です。角島大橋を渡るルートは、車での移動が基本となります。また、島の生活に密着したスポットとして「しおかぜの里 角島(角島漁協直売所)」があります。ここでは、地元の新鮮な海産物や、歴史的に伝わるワカメなどの海藻類、海産物に関連する品々を扱うことができます。歴史に興味がある場合は、残された砲台跡や灯台の構造を確認することも可能です。
角島は、山口県の北西端に位置しており、周辺には北長門海岸国定公園の豊かな自然が広がっています。下関市内の他の観光スポットや、長門エリアの海岸線と合わせて訪問するルートが一般的です。島内および周辺は、自然景観を維持したエリアが多く、ドライブコースとして整備されています。

角島は屋外の自然環境が中心となるため、歩きやすい靴や服装が適しています。灯台見学や砲台跡の周辺を歩く際は、地面の状態に注意してください。支払いは、直売所など一部の施設を除き、基本的には車での移動が前提となります。灯台の見学や周辺の散策を行う際は、現地のルールに従い、自然環境の保護に努めてください。英語での案内は限られている場合があるため、必要に応じて地図や写真を確認しながら行動してください。