ガイド
苫前町風車群は、北海道北西部の強風という自然環境を「資源」へと変えた、クリーンエネルギーの先進地を象材するスポットです。かつては「厄介者」とされた激しい風を、風力発電という形で活用しています。特に「夕陽ヶ丘ウインドファーム〜風来望」は、日本海の美しい夕陽と巨大な風車が織りなす、圧倒的なスケールの景観が魅力です。また、上平地区にある「苫前グリーンヒルウインドパーク」では、牧場の上空で巨大なプロペラが回転する、自然と共生する未来型のエネルギー風景を楽しむことができます。
苫前町は古くから強風地帯として知られ、かつては冬の厳しい風が生活の妨げとなっていました。しかし、1970年代頃から「風を遊びに変える」という意識の変化が生まれ、伝統的な「津軽凧」を揚げる文化が根付きました。その後、風力をエネルギーとして活用する取り組みが始まり、1995年には風況調査を経て、風力発電の導入が進みました。かつての産業遺産である送電線などのインフラを活用しつつ、現在は再生可能エネルギーの先進地として、地域に貢献するクリーンなエネルギーを生み出し続けています。
風力発電施設周辺では、自然のエネルギーが形になる様子を間近に感じることができます。夕陽ヶ丘地区には、中国海南島から取り寄せた白い砂が特徴の「とままえ夕陽ヶ丘ホワイトビーチ」や、オートキャンプ場も隣接しており、自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。