
ガイド
塩原渓谷は、栃木県那須塩原市に位置する、自然豊かな景勝地です。日光国立公園内に位置し、吊橋や展望台、足湯など、自然を五感で感じるためのスポットが点在しています。遊歩道が整備されており、滝や渓谷の風景を眺めながらの散策が可能です。特に、留春の滝や回顧の滝といった滝の景観や、スリルを感じられる吊橋などの見どころがあります。
「留春の滝」という名称は、かつて冬の3ヶ月間は水が枯れ、晩春にならないと滝が出現しなかったという歴史に由来しています。現在は水が途切れることはありませんが、その名はかつての自然の営みを今に伝えています。また、周辺の園地には「がま石」と呼ばれる、ガマガエルに似た形状の石があることから名付けられた「猿岩園地」など、地形や自然にまつわる名称が残っています。

塩原渓谷には、いくつかの主要なスポットがあります。一つは、長さ20メートルの「留春の吊り橋」です。この吊り橋を渡ることで、渓谷の景観を異なる角度から眺めることができます。また、落差40メートルを誇る「回顧の滝」や、その周辺の観瀑台も重要なスポットです。その他、遊歩道沿いには展望台や足湯も設置されており、自然の中で休息を取ることも可能です。これらは、自然の景観を多角的に楽しむための要素となっています。
塩原渓谷は、季節ごとに異なる表情を見せます。特に、松やモミジ、落葉樹が豊富な時期は、森林浴に適しています。春には滝の水の流れ、夏には涼やかな渓谷の風、秋には紅葉、冬には雪景色など、訪れる時期によって異なる風景が広がります。特定の営業時間は設定されていませんが、自然環境に合わせた活動が推奨されます。

ここでは、整備された遊歩道を歩くハイキングや、自然観察が行われます。吊り橋を渡る体験や、展望台からの景色、さらには足湯でのリフレッシュなど、自然と一体となるアクティビティが用意されています。自然の造形や水の音、植物の香りなど、五感を通じて自然を感じる要素が揃っています。
塩原渓谷の周辺には、那須エリアの豊かな自然が広がっています。周辺には、ミツモチ山頂や沼原といった自然スポットも存在し、より本格的な登山や自然散策の拠点となります。また、塩原温泉郷などの温泉施設も近くにあり、自然散策とあわせて温泉を楽しむことも可能です。

自然環境の中を歩くため、歩きやすい靴や動きやすい服装が基本となります。足湯や展望台を利用する際は、周囲の環境に配慮した行動が求められます。なお、一部の区間(留春の滝〜回顧の吊橋右岸側口)は、歩道整備工事の影響により通行止めとなっている場合があります。また、国道120号線でも工事が行われているため、周辺道路の状況については事前に確認が必要です。現地での支払いは、基本的には無料のエリアが多いですが、周辺施設を利用する場合は現金やカードの準備が推奨されます。