ガイド
シチメンソウ群生地は、佐賀県の有明海沿岸に位置する、晩秋の風物詩として知られるスポットです。ここで見られる「シチメンソウ」は、高さ20cmから40cmほどのヒユ科の一年草で、満潮時には潮をかぶり、干潮時には干潟となる過酷な環境で育つ貴重な「塩生植物」です。秋になると、まるで山々の紅葉のように鮮やかな紅紫色に色づくのが最大の特徴です。その独特で美しい色彩は、かつて昭和天皇も大変興味を示されたといわれるほど、非常に魅力的な景観を作り出しています。
シチメンソウという名前は、漢字で「七面草」と書きます。その名の通り、季節や環境によって色が変化する性質を持っており、有明海の自然環境と深く結びついた文化的な景観として親しまれています。東与賀海岸の堤防からは、この美しい群生を間近に観察することができ、地域の自然の豊かさを象徴する場所となっています。
最大の魅力は、何といっても晩秋に広がる「地上の紅葉」とも称される鮮やかな色彩です。青空を背景に、一面に広がる紅紫色のシチメンソウの群生は、写真映えする絶景スポットです。また、干潟の環境であるため、シチメンソウの群生の中にサギなどの野鳥が佇む姿も見られることがあり、自然の生命力を感じることができます。
見頃の時期は、例年10月下旬から11月上旬にかけてです。この時期、有明海沿岸は一面が真っ赤に染まり、最も美しい景観を楽しむことができます。潮の干満によって環境が大きく変わるため、干潮時には干潟の様子を、満潮時には水辺の風景を楽しむことができます。ただし、満潮時には一部が海に浸かっている場合があるため、訪問の際は潮汐を確認することをお勧めします。
群生地のすぐ近くには、東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」があります。ここでは、日本一のシギ・チドリ類の渡来数を誇る東よか干潟の自然について学ぶことができます。また、周辺には「干潟よか公園」があり、家族連れで自然を楽しむことができます。ドライブや散策の際は、これらの施設と合わせて訪れることで、より深く有明海の自然を満喫できるでしょう。
| 手段 | 出発地 | 所要時間 | 運賃目安(JPY) |
|---|---|---|---|
| 車 | 長崎自動車道 佐賀大和IC | 45分 | 要確認 |
| タクシー | JR佐賀駅 | 30分 | 要確認 |
| バス | 佐賀駅バスセンター | 要確認 | 要確認 |
※バス利用の場合は、東与賀町役場前で下車後、タクシーでの移動が便利です。駐車場は「干潟よか公園」に約200台分完備されています。
お身体が不自由な方や車椅子をご利用の方は、東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」の展望台からの鑑賞をお勧めします。こちらからは、足元を気にすることなく美しい群生を眺めることができます。