
ガイド
三景園は、広島空港の開港を記念して造られた約6ヘクタールの広さを誇る築山池泉回遊式庭園です。広島県の自然を象徴する「山・里・海」の3つの風景をモチーフにしており、それぞれのゾーンで異なる景観が展開されています。自然の地形を生かした設計により、豊かな自然環境の中で日本の伝統的な庭園美を確認できる場所です。
この庭園は、広島空港の開港に伴い、地域の自然環境を表現する目的で整備されました。広島県の山渓谷や瀬戸内海の風景を庭園内に取り入れており、山、里、海の3つのエリアに分かれています。各エリアは、自然の造形を模した築山や池、そしてそれらを結ぶ通路によって構成されています。

園内には、地形の起伏や水の流れを活用した複数の見どころがあります。山のゾーンには、高低差約14mの「三段の滝」があり、水の音が響く景観が広がっています。里のゾーンには、竹林や梅林、そして「里の池」が配置されており、山里の風景を再現しています。海のゾーンでは、瀬戸内海をイメージした広大な池と、水上に建つ数寄屋風の建築物である「潮見亭」が配置され、海辺の風景を表現しています。これらの要素が一体となり、歩くたびに景色が変わる回遊式の庭園となっています。
三景園では、季節ごとに異なる植物の景観が用意されています。3月には梅まつりが開催され、春の訪れを告げる梅の花が楽しめます。5月には新緑とともに、ボタンやツツジが見頃を迎えます。6月の「花まつり」では、約100種類、10,000本のアジサイが園内を彩ります。また、11月には紅葉を楽しむ「もみじまつり」が開催されます。日中の明るい時間帯は植物の色彩が鮮明に見え、夕刻に近い時間帯は光の加減による変化を確認できます。

庭園内を歩きながら、季節ごとの花々を鑑賞する散策が中心となります。特に6月の花まつり期間中は、アジサイの色彩豊かな景観を背景に、園内の各エリアを移動しながら景色を確認できます。また、潮見亭周辺の池や橋の周辺では、水辺の景観とともに、建築物と自然が調和した風景を確認できます。
三景園は広島空港のすぐ近くに位置しています。空港周辺には、自然散策を楽しめるエリアや、軽食・休憩に適した施設が点在しています。広島空港を利用する旅行者にとって、出発前や到着後の立ち寄りやすい場所に位置しています。

庭園内は坂道や石畳の箇所があるため、歩きやすい靴での訪問を推奨します。特に梅雨時期の花まつり期間中は、天候の変化に備え、折りたたみ傘や雨具を準備してください。園内での撮影は可能ですが、植物や枝に触れることは禁止されています。また、三脚や自撮り棒の使用は、混雑状況や周囲への影響を考慮し、マナーを守って使用してください。支払いは、個人料金の支払いに現金またはカードが利用可能です。