ガイド
江竜田(えりゅうだ)の滝は、福島県鮫川村にある、久慈川の支流である渡瀬川と大戸中川が織りなす美しい渓谷に位置する景勝地です。この名称は、このエリアに点在する大小さまざまな滝の総称として使われています。清冽な水の流れと、周囲の豊かな自然が一体となった景観は圧巻で、「ふくしま遊歩道50選」にも選ばれており、自然との一体感を味わいながら散策を楽しむことができます。
このエリアの自然環境は非常に貴重であり、滝の周辺約4.1ヘクタールは、昭和50年2月に福島県の自然環境保全地域に指定されました。一部のエリアは特別地区にも指定されており、厳格に保護された美しい生態系と景観が守られています。また、整備された遊歩道を通じて、訪れる人々に自然の豊かさを伝える重要な場所となっています。
江竜田の滝エリアには、個性豊かな複数の滝が存在します。代表的なものとして、二見ヶ滝、そうめんの滝、虹ヶ滝、青葉の滝、龍神の滝、昇竜の滝などが挙げられます。それぞれの滝には遊歩道が整備されており、滝の間を歩きながら異なる表情の滝を楽しむことができます。
ただし、注意点として、過去の台風の影響により一部の橋が倒壊しており、現在は「龍神の滝」「昇竜の滝」「梵天岩」「二見岩」などの下流エリアへは、遊歩道を通って行くことができません。現在は、二見ヶ滝やそうめんの滝など、アクセス可能な範囲での滝巡りが中心となります。
江竜田の滝は、訪れる季節によって全く異なる表情を見せてくれます。
整備された遊歩道を歩きながら、マイナスイオンをたっぷりと浴びる「滝巡り」が最大の魅力です。カメラ愛好家にとっても、季節ごとに変化する水の流れや色彩を捉える絶好のスポットとなっています。農村公園から二見ヶ滝までは徒歩3分程度と、比較的アクセスしやすいルートも用意されています。
滝のすぐ近くには「江竜田農村公園」が整備されています。ここでは、四季折々の花々を楽しむことができ、観光の合間の休憩や散策に最適です。駐車場やトイレもこの農村公園の施設を利用することができます。
自然豊かな渓谷エリアであるため、足場の悪い場所や濡れた岩場があることを想定し、歩きやすい靴での訪問を強くおすすめします。また、自然環境保全地域であるため、自然を尊重したマナーを守って散策をお楽しみください。