ガイド
ペリーロードは、静岡県下田市にある歴史的な街並みが残る散策路です。幕末にペリー提督一行が、日米和親条約の締結に関連する歴史的な行進を行った道として知られています。平滑川(ひらなめがわ)沿いに続く約500メートルの道には、伊豆石を用いた建物や、独特の風情を持つ「なまこ壁」の家並みが続き、かつての花柳界としての面影を今に伝えています。静岡県都市景観賞最優秀賞を受賞したこともある、非常に美しい景観が特徴です。
この道は、ペリー提督が率いる艦隊が上陸し、下田条約の締結に向けて行進した歴史的な舞台です。ペリー一行が上陸した際には、軍楽隊の奏楽や大砲の祝砲とともに、水兵の列を率いてこの道を行進し、了仙寺へと向かったと伝えられています。歴史の転換点となった重要な場所であり、当時の国際交流の足跡を感じることができる貴重な場所です。
ペリーロードの最大の魅力は、その情緒豊かな景観にあります。沿道には、伊豆半島特産の「伊豆石」を使用した建物や、壁に平瓦を並べて目地に漆喰を盛り付けた「なまこ壁」の建物が立ち並び、江戸末期から明治・大正時代にかけての趣を醸し出しています。
また、道にはガス灯が設置されており、夕刻にはガス灯の柔らかな光が石畳を照らし、昼間とは異なる幻想的な風景を楽しむことができます。石畳の道や石の欄干も、このエリアの歴史的な雰囲気をより一層引き立てています。
夕刻の時間帯が特におすすめです。ガス灯が灯る時間帯には、周囲の古い建物と調和した独特の明かりが灯り、非常に幻想的な光景を見ることができます。昼間は、柳並木や川沿いの景色とともに、歴史的な街並みをゆっくりと散策するのに適しています。
ペリーロードの周辺には、歴史的なスポットが点在しています。ペリー提督一行が向かったとされる了仙寺や、日米和親条約の締結場所である長楽寺、そしてあじさい祭で知られる下田公園などがこの地区に位置しており、歴史散策のルートとして楽しむことができます。