
ガイド
ONOMICHI U2(オノミチ ユーツー)は、広島県尾道市の海岸沿いに位置する、しまなみ海道のサイクリストを主役とした日本初の複合商業施設です。昭和初期に建てられた海運倉庫(県営上屋2号)をリノベーションしており、歴史的な建築美と現代的なデザインが融合した「倉庫の中の小さな町」のような空間が広がっています。単なる宿泊・飲食施設にとどまらず、瀬戸内の文化や地場産業を発信する拠点としても機能しており、旅のスタイルを豊かにする特別な体験を提供します。
この施設が位置する尾道港は、古くから商都として栄えた歴史を持ちます。現在の建物は1943年に建設された海運倉庫をベースとしており、外観には当時の「県営2号」という文字が今も残されています。2012年からの再開発プロジェクトにより、歴史的な遺産を壊すのではなく、再生・活用する「空き家・既存建築の再生」のモデルケースとして2014年に開業しました。イタリアの「International Prize for Sustainable Architecture 2015」で金賞を受賞するなど、建築的にも非常に高い評価を受けています。

施設内には、サイクリストのニーズに応える多彩なスポットが集結しています。
しまなみ海道のサイクリングを楽しむシーズンには、朝食やランチ、ディナーを通じて地元の味覚を堪能するのがおすすめです。特に、海辺のテラス席やデッキでの時間は、瀬戸内の穏やかな風を感じる最高のひとときとなるでしょう。ディナータイムには、KOG BARでのバータイムもおすすめです。ペダルを漕ぐと電装が光るユニークな「コグチェア」を備えたカウンターで、特別な夜を過ごせます。
ここでは、単なる観光以上の「体験」が待っています。自転車と一緒にチェックインして、自分の愛車と共に部屋で寛ぐ贅沢な宿泊体験や、地元の新鮮な食材を使ったグルメ、そしてこだわりの天然酵母パンを楽しむ「Butti Bakery」でのひとときなど、五感を通じて瀬戸内の日常を感じることができます。また、自転車に乗ったままカウンターを利用できる「Yard Café」のサイクルスルー体験も、サイクリストには欠かせない魅力の一つです。
ONOMICHI U2は、尾道市の「坂の町」や「猫の町」としての魅力とも密接に関わっています。施設から北側の山側へ向かえば、歴史ある神社仏閣や情緒溢れる路地裏の風景が広がっています。また、しまなみ海道のサイクリングロードの出発点としても非常に便利な立地です。
施設内は開放的な倉庫空間となっており、リラックスした服装で過ごせます。自転車を扱う施設であるため、メンテナンスや移動がスムーズに行える服装が推奨されます。なお、詳細な営業時間や各店舗の最新情報は、公式サイトでご確認ください。