
ガイド
男池湧水群(おいけゆうすいぐん)は、大分県中南部の由布市庄内町阿蘇野に位置する湧水群です。環境省の「名水百選」にも選定されており、その水の質の高さが認められています。九重連山の東麓にある男池(標高850m)から湧出するこの水は、大分川水系阿蘇野川の源流の一つとなっています。阿蘇くじゅう国立公園内に位置しており、周囲には遊歩道が整備されています。
この地で湧き出る水は、古くから近隣住民の生活用水や農業用水として活用されてきました。黒岳の地下深くを通る水が、数か月から1年以上という長い年月をかけて地層を通り抜けることで、カルシウムなどのミネラル分を適度に含む水質となっています。近年では、その品質の高さからミネラルウォーターとしても販売されるなど、地域に根ざした資源として扱われています。

最大の魅力は、絶え間なく湧き出し続ける清らかな水の様子です。水質は炭酸水素カルシウム型で、硬度は107.57 mg/L(軟水)となっています。水温は約12.6℃と、年間を通じて安定した温度で湧出しています。また、湧水量も一日におよそ2万トンに及び、自然の生命力を感じさせる景観が広がっています。周辺には遊歩道が設けられており、自然環境を維持しながら周辺を歩くことができます。
男池湧水群は24時間いつでも訪れることが可能です。季節を問わず、湧水の様子を確認することができます。特に、周囲の植生が豊かな時期には、緑に囲まれた湧水地の景観を楽しむことができます。時間は、日中の明るい時間帯であれば、遊歩道を歩きながら周囲の地形や水の流れを確認しやすいでしょう。

ここでは、自然が作り出した湧水の仕組みを間近で見ることができます。地層を通り抜けて湧き出す水の勢いや、水温の低さを体感できるのが特徴です。また、周辺には遊歩道が整備されているため、自然の中を歩きながら、湧水地の地形や周囲の自然環境を観察する行程が可能です。周辺の天然炭酸水で知られる白水鉱泉(東約2km)と合わせて、この地域の水資源に触れる行程を組むことも可能です。
男池湧水群の東約2kmには、天然炭酸水として知られる白水鉱泉があります。また、この場所は阿蘇くじゅう国立公園の一部であるため、周辺には豊かな自然景観が広がっています。由布市庄内町の自然豊かな環境は、日本の原風景を感じさせるエリアとして知られています。
周囲には遊歩道がありますが、自然環境の中を歩くため、動きやすい服装と歩きやすい靴(スニーカー等)を準備してください。湧水地は公共の場であるため、環境保護の観点から、ゴミの持ち帰りなどのマナーを守る必要があります。支払いや利用に関する特定の施設(販売等)については、現地の状況を確認してください。