
ガイド
野毛山動物園は、神奈川県横浜市西区の野毛山公園内に位置する横浜市立の動物園です。アミメキリン、チンパンジー、レッサーパンダ、フンボルトペンギンなど、100種類以上の動物と1,000点以上の個体を飼育しています。都心部にありながら、多くの種類の動物を観察できる環境が整っています。また、室内温度が一定に保たれた爬虫類専用の展示館があり、ワニ類や陸ガメの飼育・保護にも力を入れています。入園料が無料であるため、幅広い層が利用しやすい施設です。
1951年に「野毛山遊園地」として開園しました。その後、1964年に遊園地としての機能を閉鎖し、現在の「野毛山動物園」としての形態を維持しています。園内には、インダストリアルデザイナーとして知られる柳宗理がデザインした、斜張橋風の歩道橋「野毛のつり橋」が存在します。また、標識や看板類にも柳のデザインが取り入れられており、デザイン文化を感じられる要素が含まれています。長年にわたり、地域住民や観光客に親しまれてきた歴史を持ち、2021年には開園70周年を迎えました。

園内には、多様な動物たちの展示エリアが設けられています。アミメキリンやレッサーパンダ、ペンギンなどの展示に加え、爬虫類に特化した展示館が設置されています。かつてホッキョクグマが飼育されていた「しろくまの家」は、現在は展示内容が変更されており、実物大の熊の模型が展示されています。この施設では、通常は見ることができない飼育舎の内部を観察できる仕組みとなっており、かつての飼育環境を知る資料としての役割も果たしています。
野毛山動物園は、季節を通じて動物たちの活動を観察できます。特に3月〜5月や10月〜11月などは、気候が穏やかで動物たちが活発に動く時期です。開園時間は9:30から16:30までとなっており、入園は16:00までです。日中の明るい時間帯は、動物たちの動きが活発な様子を観察しやすい時間帯です。ただし、月曜日は定休日(祝日の場合は翌日)となるため、訪問の際は注意が必要です。

野毛山動物園は野毛山公園内に位置しており、公園内の散策と共に楽しむことができます。また、旭区には分園として「万騎が原ちびっこ動物園」が存在します。横浜市内には他にも「よこはは動物園ズーラシア」などの大型施設があり、これらと合わせて横浜の動物・自然に関する観光ルートを構成することができます。
園内は坂道や歩道があるため、歩きやすい靴での訪問が適しています。支払いは、園内の施設利用や駐車場等で必要になる場合がありますが、入園料自体は無料です。英語での案内板などは一部ありますが、基本的なマナーとして、動物の飼育環境を守るための行動が求められます。