
ガイド
日産自動車追浜工場は、日産の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したノートやノートオーラなどのコンパクトカーを生産する、車両組立の拠点です。ここでは、自動車が完成していくプロセスを間近で観察できる工場見学ツアーが実施されています。組立工程のラインのすぐ横から、車両が組み立てられていく様子を観察できる点が大きな特徴です。また、ゲストホールには日産のクルマづくりの歴史や技術を展示するコーナーがあり、製造の仕組みに関する情報を得ることができます。
この工場は、日本の自動車産業を支える重要な拠点として、長年にわたり技術の研鑽を積んできました。歴史的なエピソードとして、1987年にはマイケル・ジャクソン氏が来日した際、本工場を訪問し、ブルーバードやSSSアテーサが贈呈されたという記録があります。また、環境への配慮も徹底されており、工場内には「ふるさとの森」と呼ばれる緑地が形成されているほか、自然との調和を図った設計がなされています。技術革新とともに歩んできた、日本のものづくりの歴史を象徴する場所の一つです。
主な見どころは、車両の組立工程とゲストホールです。組立工程では、作業者が高い技術を用いて車両を組み立てる様子を、至近距離から観察できます。ゲストホールには、プレスされた本物の鉄板や、塗装の工程に関する展示、さらには追浜工場ならではの特別なボディ展示などが用意されています。これにより、一台の車がどのような素材から、どのような工程を経て完成するのかという、製造の全容を詳細に確認できます。
工場見学は、基本的に平日の日中(9:00〜17:00)に実施されています。季節による制限はありませんが、天候や自然災害(豪雨、台風、地震など)が発生した場合には、安全確保のために見学が中止または変更される場合があります。また、生産ラインの稼働状況によっては、ラインが停止している状態で案内が行われるケースもあります。平日の午前中や午後の決まった時間帯に設定されたツアー枠を確認して訪問するのが一般的です。
ここでは、プラントアテンダントによる案内とともに、車両の製造プロセスに関する調査を行うことができます。小学校の社会科見学向けのプログラムや、夏休み特別企画などの対象に応じたプログラムも用意されています。単なる見学に留まらず、展示物や実際の生産ラインを通じて、自動車の構造や技術的な仕組みを詳細に確認できる内容となっています。
工場周辺には、京浜急行線の「追浜駅」があり、そこからバスを利用してアクセスすることが可能です。また、近隣には自然豊かなエリアも広がっており、工場内にある緑地などは、工業地帯の中における自然との共生を示すエリアとなっています。観光の際は、周辺の横須賀エリアの観光と組み合わせて計画を立てることも可能です。
見学にあたっては、安全確保のため、ハイヒールやサンダルなどの避け、歩きやすい靴を着用してください。敷地内は全面禁煙です。また、工場内(ゲストホールを除く)での写真撮影や、カメラ付き携帯電話の使用、ビデオ撮影は禁止されています。ゲストホールなどの工場建屋内で食事をすることはできません。体調管理も重要であり、発熱や倦怠感がある場合は入館を控えるルールとなっています。