
ガイド
長崎ペンギン水族館は、ペンギンの飼育種類数が世界一(※)を誇る、ペンギンに特化したユニークな水族館です。単に展示を見るだけでなく、自然との共生をテーマに、五感を通じて自然の神秘を感じられるよう設計されています。国内最大級の広さを誇る「亜南極ペンギンプール」や、世界初の試みである「ふれあいペンギンビーチ」など、ペンギンたちの生き生きとした姿を間近に感じられるスポットが満載です。ペンギンだけでなく、長崎の豊かな海や自然環境を再現した展示も充実しており、大人から子供まで楽しめる体験型施設となっています。
当館の歴史は、1959年に開館した旧「長崎水族館」にまで遡ります。かつての長崎水族館は、捕鯨文化が盛んだった長崎の歴史と深く関わっており、南氷洋から運ばれてきたヒゲペンギンとの出会いが、ペンギン飼育の礎となりました。平成13年には、住民の熱い願いによって現在の「長崎ペンギン水族館」としてリニューアルオープンしました。長年の研究により、独自の繁殖技術「長崎方式」として世界でも知られるほど、高度な飼育・繁殖技術を確立しています。現在、展示されているペンギンの約7割が長崎で繁殖した個体であり、長年にわたる研究と愛情の結晶といえます。

館内には、訪れる人々を魅了する多彩な展示エリアが広がっています。まず注目すべきは、水深4m、水量200トンを誇る「亜南極ペンギンプール」です。ここでは、ペンギンがまるで空を飛ぶ鳥のように自由に泳ぐ姿を観察できます。また、世界最大級の淡水魚として知られる「プラー・ブック(メコンオオナマズ)」の展示も見逃せません。さらに、世界最小のペンギンである「コガタペンギン」の専用飼育場や、幻想的なクラゲ水槽、長崎近海の豊かな生態系を再現した海水槽など、ペンギン以外の生物たちの魅力も存分に味わえます。また、かつて世界最長飼育記録を更新したキングペンギンの「ぎん吉」の剥製展示など、歴史を感じるコーナーもございます。
季節や時間帯によって、異なる楽しみ方ができるのが魅力です。例えば、4月下旬から9月下旬にかけては、自然の海でペンギンが自由に過ごす様子を見られる「ふれあいペンギンビーチ」や、潮風を感じながら楽しめる「カヤック体験」が開催されます。これらは季節限定の特別な体験です。また、館内には自然のサイクルを再現した「ビオトープ」が整備されており、季節ごとに変化する植物や昆虫、魚介類の様子を観察することで、日本の四季折々の自然を感じることができます。日中の活発な動きはもちろん、展示内容によっては、より幻想的な雰囲気を感じられる時間帯もおすすめです。

長崎ペンギン水族館では、見るだけでなく「体験」できるコンテンツが豊富です。2階のバーチャルシアターでは、3D映像を通じてペンギンや魚の世界をバーチャルリアリティで体験できるほか、自分で描いた絵をスクリーン内の水槽で泳がせることも可能です。また、自然体験ゾーンでは、海辺の環境を活かした「カヤック体験」が(期間限定・有料)実施されており、インストラクターの指導のもと、初心者でも安心して楽しめます。さらに、タッチプールでは、ヒトデやナマコなどの生き物に実際に触れることができ、自然との距離をぐっと縮めることができます。
水族館の周辺には、自然体験ゾーンとして整備された美しいエリアが広がっています。第1駐車場から水族館へと続く遊歩道は、長崎の昔ながらの里山を再現したビオトープとなっており、「棚田・草地」「渓流・落葉樹林」「小川・常緑樹林」「池・海岸林」といった多様な環境を楽しむことができます。これらは、かつての人里の環境を再現したもので、季節ごとに異なる表情を見せ、散策しながら自然の食物連鎖や生態系を学ぶことができます。
館内はバリアフリー設計となっており、エレベーターや車椅子・ベビーカーの貸出(無料・先着順)もございます。館内での飲食は禁止されていますが、屋外のペンギン広場や芝生公園では可能です。また、敷地内は全面禁煙となっております。ペットの同伴については、補助犬を除き、原則として遠慮するよう定められています。なお、一部の展示エリア(プラー・ブック水槽やコガタペンギン飼育場など)では、生物への影響を考慮し、写真撮影時のフラッシュ使用が禁止されています。最新の展示状況やイベント情報は、公式サイトでご確認ください。