
ガイド
百舌鳥古墳群ビジターセンターは、世界遺産に登録されている「百舌鳥・古市古墳群」の価値や魅力を、より深く、直感的に理解してもらうために設立されたガイダンス施設です。最大の魅力は、最新技術を用いたシアター体験です。壁面や床面に投影される超高精細な8K空撮映像により、地上からはその全貌を把握することが難しい巨大古墳の形状を、まるで空を飛んでいるかのような臨場感で体感することができます。
この施設が位置する堺市には、古代日本の高度な政治力や文化を象徴する巨大な前方後円墳が集中しています。これらは「百舌鳥・古市古墳群」としてユネスコ世界遺産に登録されており、日本の歴史における重要な遺産です。ビジターセンターでは、こうした歴史的遺産の価値を、現代の技術や展示を通じて分かりやすく伝える役割を担っています。展示されている模型や展示物を通じて、古代の人々が築き上げた文化の深さに触れることができます。
当施設には、訪れた方が楽しめる多彩な展示や体験が用意されています。まず注目すべきは、8K映像によるプロジェクションマッピングです。次に、大阪大学レゴ部が制作した、約1万個のレゴブロックを使用した「仁徳天皇陵古墳」の精巧な模型です。これは560分の1スケールで再現されており、非常に高い技術で作られています。また、実物大の円筒埴輪の模型も展示されており、古墳の構造をリアルに学ぶことができます。さらに、特別展示として、ヨルダン・ワディ・ラムの砂の展示など、世界遺産に関連するユニークなコンテンツも用意されています。
施設は通年で利用可能ですが、特定の時間帯には特別な体験が用意されています。シアター内での「フォトタイム」は、古墳の映像を背景に記念撮影ができる機能です。第1回(11:00〜11:15)、第2回(15:00〜15:15)、第3回(16:00〜16:15)の各回に設定されており、特定の角度から古墳の姿を背景に写真に残すことができます。また、令和8年3月20日から令和9年3月28日までの期間(土日祝のみ)には、周辺エリアを巡る無料の周遊バスも運行される予定です。
単なる見学にとどまらない体験型コンテンツが充実しています。シアターでのフォトタイムは、まるで空から古墳を眺めているような特別な体験を提供します。また、物販コーナーでは、古墳をモチーフにしたお菓子や文房文具、雑貨、さらには堺の名産品などが販売されており、旅の思い出に最適なアイテムを見つけることができます。観光案内所では、周辺の古墳群を効率よく巡るためのレンタサイクルの貸し出しや、手荷物預かりサービスも実施しており、観光の利便性を高めています。
ビジターセンターは、世界遺産の構成資産である古墳群のすぐそばに位置しています。周辺には大仙公園があり、歴史的な景観とともに散策を楽しむことができます。また、無料の周遊バスを利用すれば、さかい利晶の杜やドーセットバイアゴーラ大阪堺といった、堺の歴史や文化を深く知ることができる他のスポットへもスムーズに移動することが可能です。
施設内はバリアフリー対応が進んでおり、車椅子での利用も可能です。展示内容や移動を考慮し、快適に過ごせるよう準備してください。施設内での撮影については、フォトタイムなどの指定された場所以外でのルールを確認してください。また、周辺の古墳巡りにはレンタサイクルなどの利用も推奨されます。