
ガイド
MOA美術館は、静岡県熱海市の高台に位置する美術館です。東洋美術の絵画、書跡、工芸、彫刻など、日本や中国を中心とした幅広い分野の作品を所蔵しています。所蔵品は約3500件に及び、その中には国宝3件や重要文化財67件、重要美術品46件が含まれます。また、館内のメインロビーからは、初島や伊豆大島、房総半島から三浦半島、伊豆半島までを望む180度の大パノラマを眺めることが可能です。
本美術館は、1982年1月11日に開館しました。創立者である岡田茂吉の収集品を基盤としており、館名は「Mokichi Okada Association」の頭頭文字etを取っています。展示スペースの設計には、現代美術作家の杉本博司氏や建築家が関わり、屋久杉や行者杉、黒漆喰、畳といった日本の伝統的な素材を用いた空間構成が特徴です。2017年には展示スペースの刷新と設備更新を目的とした改修工事を経て、リニューアルオープンしています。

所蔵品の中でも、尾形光琳の「紅白梅図屏風」は、国宝として名高い作品です(※期間限定公開)。館内には、絵画、書跡、工芸、彫刻といった東洋美術の各分野を網羅する展示が行われています。また、建築物としての側面も重要であり、日本の伝統的な素材を用いた展示空間や、メインロビーから展開される景観は、美術品とともに鑑賞する対象となります。
美術館の周辺には、四季の変化が見られる庭園が完備されています。春には桜やツツジ、初夏には新緑、秋には紅葉といった、季節ごとの景観を楽しむことができます。特に2月の梅の季節には、特定の作品の公開に合わせて多くの訪問者が訪れます。開館時間は午前9時30分から午後4時30分までとなっており、最終入館は午後4時です。木曜日は定休日(祝日の場合は開館)であるため、訪問の際は事前に確認が必要です。

館内では、美術品の鑑賞に加え、茶の湯やいけばな、芸能といった幅広い文化活動に関連する展示や、児童作品展なども展開されています。また、館内には「La Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」や「和食 花の茶屋」、「そばの坊」などの飲食施設が設置されており、食事やティータイムを通じて、美術館の環境に触れることができます。ショップでは、工芸品などの購入も可能です。
美術館は熱海市の高台に位置しており、周囲には伊豆諸島などの海景が広がっています。アクセスには、JR熱海駅からのバス利用や、タクシー、自家用車が利用されます。駐車場は3階に200台分が用意されており、車での訪問も可能です。
クレジットカード(VISA, MasterCard, JCB, AMERICAN EXPRESS, DinersClub, DISCOVER)や、QR決済(PayPay, LINE Pay, Alipay, WeChat Pay)、電子マネー(iD, nanaco, WAON, 楽天Edy, Suica, PASMO, ICOCA, TOICA, nanaco, manaca, SUGOCA, nimoca, hayakaken)が利用可能です。現金も利用できます。
一般的な入館には事前予約は不要ですが、大型バスでの団体利用の場合は事前の予約が必要です。服装については、特に指定はありませんが、館内は展示品を守るためのマナーが求められる場であることを念頭に置いてください。
館内にはインフォメーションや案内があります。詳細は公式サイト等をご確認ください。