
ガイド
御岩神社は、茨城県日立市入四間町に位置する、歴史ある神社です。常陸国最古の霊山とされる御岩山の麓にあり、約3000年前の縄文時代から続く祭祀の歴史を背景に持っています。境内には188柱の神々が宿るとされると言われており、自然と信仰が一体となった聖域です。季節ごとに水芭蕉やシャクナゲ、紅葉など、豊かな自然の景観が見られる場所としても知られています。
この地は、日本最古の書物の一つである『常陸国風土記』にも記されている由緒ある場所です。御岩山および境内からは縄文晩期の祭祀遺物が発掘されており、非常に古い時代から聖なる場所として崇められてきました。古くから続く神仏習合の文化や、自然への畏敬の念が色濃く残る、日本の精神文化を感じることができる場所です。本殿には国常立尊(くにとこたちのみこと)や大国主命(おおくにぬしのみこと)などが祀られています。

境内には、推定樹齢600年とされる御神木の「三本杉」がそびえ立っています。また、楼門(大仁王門)や、表参道にある「かびれ神宮」、裏参道にある「薩都神社中宮」など、複数の社殿が点在しています。参道は御岩山の山頂へと続いており、自然豊かな景色の中を歩くことができます。また、特定の時期には大日如来坐像の御開帳が行われるなど、貴重な拝観機会もあります。
御岩神社は、季節ごとに異なる表情を見せます。3月中旬から4月初旬にかけては水芭蕉、4月中旬から5月初旬にかけてはシャクナゲが開花し、春の訪れを感じることができます。秋には紅葉が美しく、冬には澄んだ空気の中で静寂な時間を過ごせます。参拝時間は、社務所の受付時間である9:00〜17:00を目安に、日中の明るい時間帯に訪れるのが適切です。ただし、1月1日の午前3時30分からは夜間参拝が可能です。

御岩神社では、御朱印の授与が行われています。通常の「御岩神社御朱印」や「かびれ神宮御朱印」のほか、時期によっては限定の御朱印も頒布されます(平日は書置きとなる場合があります)。また、御岩山への登拝(登山)も可能です。登拝を目的として訪れる参拝客も多く、自然の中での精神的な充足を得るための活動が行われています。
周辺には、自然や動物と触れ合える「かみね公園・動物園」や、農業体験などができる「きららの里」、歴史を感じる「西山御殿」などがあります。ドライブや散策の途中に立ち寄るスポットとして適しています。

参拝にあたっては、神社としての礼儀を守ってください。御岩山への登拝を行う場合は、午前6時から午後3時までの時間制限があり、午後5時までには下山を完了させる必要があります。服装は、神社内の階段や御岩山への登山を考慮し、歩きやすい靴や活動的な服装を推奨します。駐車場は一般車用(P1〜P4)やバス用が用意されていますが、混雑状況やイベント時には事前に確認が必要です。