ガイド
三菱重工業 長崎造船所 史料館は、長崎造船所が日本の近代化において果たした重要な役割を後世に伝えるために1985年に開設されました。展示されている建物自体が、1898年(明治31年)に建設された「木型場」であり、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成施設にも登録されています。原子爆弾の爆風にも耐え抜いたという歴史を持つ、重厚な赤煉瓦造りの建物は、日本の近代工業の黎明期を象徴する貴重な建築遺産です。
長崎造船所の歴史は1857年(安政4年)の長崎溶鉄所の建設にまで遡ります。幕府による官営施設から始まり、明治維新を経て三菱による民営化が進められました。本史料館は、長崎造船所が日本の重工業の草分け的存在として発展していった過程を、展示物を通じて物語っています。特に、オランダの技術協力や、西洋から導入された工作機械、そして日本独自の技術開発といった、日本の産業革命におけるダイナミックな変遷を学ぶことができます。
館内には、技術の進歩を物語る貴重な資料が多数展示されています。
当館は建物自体の歴史的価値が高いため、季節を問わず、その重厚な赤煉瓦の建築美を楽しむことができます。展示内容は、日本の近代化や造船技術の進化をテーマとしており、産業史に関心のある方には通年でおすすめのスポットです。
展示されているのは主に歴史的な資料や機械類です。展示されている「竪削盤」や「泳気鐘」などの実物を通じて、当時の技術水準や、日本の技術者がどのように近代化に取り組んできたのかを視覚的に学ぶことができます。
長崎造船所の敷地内には、世界遺産の一部である「小菅ドック」などの史跡も存在しており、造船の歴史を多角的に巡ることができます。
現在、建物工事のため休館中との案内があります。訪問を検討される際は、事前に公式サイト等で最新の開館状況をご確認ください。