
ガイド
万座毛(まんざもう)は、沖縄県恩納村のほぼ中央に位置する、沖縄海岸国定公園内の名勝地です。東シナ海に面した標高約20メートルの琉球石灰岩の断崖が特徴で、最大の見どころは、その形が象の鼻に似ていると言われる奇岩です。崖の上には美しい芝生が広がり、刻一刻と変化する海の青さと、ダイナミックな自然の造形美を同時に楽しむことができます。
この場所の名称には、1726年の歴史に由来する物語があります。当時、琉球国王の尚敬王が国頭(くにがみ)を巡視した際、村人たちが盛大に歓迎の儀式(クンシイ毛での臼太鼓)を披露しました。そのあまりの絶景に感動した王が、「万人が座るに足る広大な野原(毛)」と称賛したことから、「万座毛」という名がついたと伝えられています。

万座毛は、季節や時間帯によって異なる表情を見せます。特に、海の色が最も美しく見える晴天の日や、夕暮れ時のマジックアワーは、東シナ海に沈む夕日と共にドラマチックな景色を堪能できるため、訪れる時間帯として非常におすすめです。また、植物の緑が鮮やかな時期には、芝生と青い海のコントップラストがより一層際立ちます。
ここでは、自然の造形美を眺めるだけでなく、整備された園内を散策しながら、沖縄特有の植物や自然環境を観察する体験ができます。また、周辺活性化施設では、地元の雰囲気を感じながら飲食を楽しむことも可能です。美しい景観を背景にしたフォトジェニックな写真撮影は、訪れる人々にとって欠かせないアクティビティとなっています。
万座毛周辺は、美しい景勝地が連なるエリアです。アポガマやウドゥイガマといった美しい岬が近くにあり、周辺には大型リゾートホテルも多く立地しています。また、かつては米軍基地(VOA通信所など)として使用されていた歴史を持つエリアでもあり、現在は観光拠点として再開発が進んでいます。
園地への入場には、小学生以上は1人100円の入場料が必要です。自然豊かな場所であるため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。また、施設内での詳細なルールや最新の利用状況については、公式サイトでご確認ください。