ガイド
万座温泉は、群馬県の西北端、上信越高原国立公園内の標高1,800mという高地に位置する、まさに「天空の癒し湯」と呼ぶにふさわしい温泉郷です。最大の特徴は、日本一ともいわれる極めて高い濃度の硫黄泉です。2024年、2025年の温泉総選挙において「秘湯・名湯」部門で2年連続全国1位に選出されるなど、その泉質の高さと景観の素晴らしさは国内でも非常に高い評価を受けています。豊かな緑や四季折々の美しい自然に囲まれ、日常の喧騒を離れて心身をリフレッシュするのに最適な場所です。
万座温泉の歴史は古く、先史時代にはすでに温泉として利用されていたことが分かっています。古くからその優れた泉質から、様々な難病を治すエピソードが伝わっており、多くの人々が癒しを求めてこの地を訪れてきました。また、地域の守り神である稲綱宮(いながみや)の例祭や、1715年頃から続く薬師堂など、温泉と共に歩んできた歴史的な文化も色濃く残っています。自然への畏敬の念を持ちながら、古来より続く「湯治」の文化が今もなお息づいています。
万座温泉の最大の魅力は、バラエティ豊かな源泉を楽しめる温泉施設です。姥湯(湯畑)をはじめとする27種類の源泉が湧き出しており、施設ごとに異なる泉質や表情を楽しむことができます。例えば、万座高原ホテルでは8つの湯船からなる名物「石庭露天風呂」が楽しめます。また、標高の高い場所ならではの、空を見上げるような開放感あふれる露天風呂や、雪景色の中で楽しむ雪見露天も格別です。自然の息吹を感じながら、五感すべてで温泉を堪能できるのが魅力です。
万座温泉は、四季を通じて異なる表情を見せてくれます。
温泉を楽しむだけでなく、高地ならではの自然体験も充実しています。冬には万座温泉スキー場でスキーやスノーチューブを楽しむことができ、雪の森の中を歩くスノーシュー体験も人気です。また、季節によっては高原野菜の収穫や、豊かな自然の中での散策もおすすめです。温泉に浸かりながら、季節ごとに変化する自然の造形美や、動物の足跡を探すといった、五感をフルに活用したアクティビティが楽しめます。
万座温泉は、上信越高原国立公園の豊かな自然に囲まれています。周辺には、美しい景色を楽しめる「熊四郎山見晴台」や、自然散策が楽しめるエリアが広がっています。また、季節によっては嬬恋キャベツなどの新鮮な高原野菜が楽しめるスポットもあり、食と自然の両面でエリアを満喫できます。ドライブコースとしても非常に魅力的なルートが整備されており、美しい景色を眺めながらのドライブもおすすめです。
標高1,800mに位置するため、夏場でも涼しく、特に夜間や冬季は気温が大きく下がります。季節に応じた適切な服装をご用意ください。冬季に車で訪問される場合は、スタッドレスタイヤやチェーンの準備が必須です。温泉施設によっては、混浴露天風呂や貸切風呂(要確認)があるため、事前に各施設の情報を確認しておくことをおすすめします。また、周辺の道路状況(特に冬季の閉鎖など)については、事前に公式サイト等で最新情報を確認してください。