
ガイド
旧三笠ホテルは、長野県北佐久郡軽井沢町に位置する、国の重要文化財に指定されている歴史的建造物です。かつてホテル「三笠ホテル」として開業し、国際避暑地・軽井沢の発展とともに歩んできた建築物です。純西洋風の木造建築であり、当時の最先端かつ最高級の設備を備えていたことが特徴です。現在は、歴史的な価値を持つ建築物として保護されています。
この建物は、1906年(明治39年)5月にホテル「三笠ホテル」として開業しました。建物自体は、日本人の設計による純西洋風木造建築(擬洋風建築)です。かつては、多くの著名人が宿泊したことで「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれた歴史があります。戦後はアメリカ陸軍の施設として使用された時期もあり、時代の変遷とともにその役割を変えてきました。1980年には、その建築的価値が認められ、国の重要文化財に指定されました。現在は、歴史を伝える貴重な文化遺産として、大切に保存・管理されています。

建物は、純西洋風の木造建築であり、その外観や構造に当時の建築技術が反映されています。かつては広い敷地内に、別館や庭園、テニスコート、プール、クリケットヤードなどが存在していました。現在は本館の一部が残されており、当時の建築様式や、かつて最高級の設備を備えていた時代の雰囲気を、建物を通じて知ることができます。
ベストシーズンは、7月や8月などの夏季です。開館時間は9時から17時までとなっており、入館は最終の16時30分までとなります。日中の明るい時間帯に訪問することで、木造建築の細部や建物の構造をより明確に確認できます。

現在は、歴史的な建築物としての公開が主となっています。かつてホテルで振る舞われていたレシピをもとに再現された、カレーやコーヒーなどの食文化についても、歴史的な背景とともに知ることができます。
旧軽井沢の市街地とホテルを結ぶ「三笠通り」は、美しい並木道として知られています。周辺には、軽井沢の歴史を感じさせるエリアが広がっており、散策に適しています。

訪問の際は、歴史的な建造物を保護するためのマナーを守ってください。建物内は木造建築であるため、足元や周囲への配慮が必要です。駐車場は無料で利用可能です。入館は16時30分までとなっているため、時間に余裕を持って訪問してください。