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小清水原生花園

ガイド

小清水原生花園

約3分

概要・魅力

小清水原生花園は、網走国定公園内に位置する、北海道の貴重な自然遺産です。2004年には「次の世代に引き継ぎたい北海道の宝物」として北海道遺産にも登録されました。最大の特徴は、人の手によって作られた花畑ではなく、自然のままに自生する「天然の花畑」であることです。年間で約200種類もの野生の花々を見ることができ、その素朴ながらも力強い美しさは、訪れる人々を魅了して止みません。

歴史と文化背景

かつてこの地は、馬や牛の放牧が行われていた場所でした。しかし、1980年頃に放牧や蒸気機関車の運行が終了すると、牧草が繁茂し、かつての美しい花々の姿が失われる危機に直面しました。この自然を再生させるため、1990年に北海道大学の研究チームによる調査が行われ、1993年からは植生回復のための「火入れ(野焼き)」が開始されました。現在も、毎年5月初旬に地域の関係機関が協力して火入れを実施することで、野生の花々が咲き誇る環境が守られています。

小清水原生花園 1

主な見どころ

最も華やかな季節は6月中旬から7月中旬にかけてです。この時期、丘の上はエゾスカシユリやエゾキスゲ、ハマナスなどの花々が咲き乱れ、色彩豊かな絶景が広がります。また、季節ごとに異なる表情を見せる植物の数々や、オホーツクの自然が育んだ野鳥の姿も観察できるでしょう。インフォメーションセンターでは、これら四季の移ろいや、自然を守るための取り組みについても学ぶことができます。

季節・時間帯別おすすめ

  • *初夏(6月中旬〜7月中旬)**: エゾスカシユリやエゾキスゲが咲き誇る、一年で最も賑わいを見せるベストシーズンです。
  • *初夏(5月初旬)**: 植生回復のための「火入れ」が行われる時期です。自然を守るための伝統的なプロセスを間近に感じることができます。
  • *夕刻**: 海辺に位置するため、夕暮れ時の美しい景観を楽しむことができます。
小清水原生花園 2

体験・アクティビティ

自然散策を通じて、野生の植物や野鳥との出会いを楽しむことができます。インフォメーションセンター「HANA」では、大画面シアターによる映像展示や、長年撮影された美しい四季の写真展示が行われており、散策前に現地の自然への理解を深めることができます。また、施設内のショップでは軽食の提供もあり、自然に囲まれたリラックスした時間を過ごせます。

周辺エリア

周辺には、美しい夕焼けが見られる海岸線や、自然豊かな「濤沸湖(とうふつきこ)」、さらには季節の花々を楽しめる「ゆりの郷こしみずリリーパーク」など、オホーツクの自然を満喫できるスポットが点在しています。

小清水原生花園 3

持ち物・服装・マナー

  • *服装**: 自然の中を歩くため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。
  • *インフォメーション**: 詳しい情報は小清水原生花園インフォメーションセンターHANAにて確認いただけます。
  • *マナー**: 天然の自然環境を守るため、植物の採取や持ち出しは厳禁です。施設や自然を大切に扱うようお願いいたします。