
ガイド
国立天文台三鷹キャンパスは、東京都三鷹市に位置する国立天文台(NAOJ)の本部です。ここでは、国内外の観測施設の統括、天文学の研究、新しい観測装置の開発、そして大学院生の教育といった、天文学における極めて重要な業務が行われています。敷地内には、総合研究大学院大学の研究教育施設や、東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センターも同居しており、学術的な中心地としての役割を担っています。
一般の方に向けては、一部の施設について事前予約なしでの見学が可能です。また、定期または不定期に、キャンパス内の望遠鏡やデジタルシアターを活用した催しも行われています。天文学の最前線で行われている研究や、最新の技術開発の拠点としての側面を持つ、非常に貴重な場所です。
三鷹キャンパスは、日本の天文学の発展と共に歩んできた歴史を持ちます。敷地内には、大正時代や昭和時代の建築物が含まれており、東京都の登録有形文化財にも指定されているものがあります。単なる研究施設としてだけでなく、日本の科学技術の歩みを象徴する文化的な価値も備えています。
また、ここでは「暦計算室」としての業務も行われており、水沢VLBI観測所などから得られたデータを活用し、情報通信研究機構と共に、うるう秒の決定などの精密な業務を行っています。このように、日常の時間の基準を支えるような、極めて高度な科学的業務の歴史が積み重なっています。

キャンパス内には、天文学に関する様々な施設や展示があります。デジタルシアターを用いた催しでは、宇宙の広大さや天文学の知識に触れることが可能です。また、天体発見の連絡窓口(天文情報センター)や、天文学に関する相談窓口も設置されており、天体に関する専門的な情報が集まる場所でもあります。
見学エリアは、キャンパス内の特定の範囲に限定されています。公開されているマップを確認することで、どのような施設が配置されているかを把握することができます。不定期で開催されるイベント時には、キャンパス内の望遠鏡を用いた展示や、最新の天文学技術に基づいた展示が行われることもあります。
国立天文台三鷹キャンパスは、主に日中の時間帯に活動が行われています。特定の公開イベントや催しが行われる際は、天体観測に関連した展示やデジタルシアターのプログラムが実施されるため、事前に公式サイト等でスケジュールを確認することが重要です。季節を問わず、天文学の基礎知識や最新の研究成果に触れることができる環境が整っています。

見学の際には、小学生向けに作成された「見学ワークシート」などの資料を活用することも可能です(配布状況は要確認)。これらを用いることで、天文学や国立天文台の役割について、より具体的な視点から理解を深めることができます。また、キャンパス内のグラウンドは、予約制かつ有料ではありますが、一般の方の利用も可能です。研究施設としての厳かな雰囲気と、市民に開かれた科学の場が共存しています。
三鷹キャンパスは、東京都三鷹市に位置しており、周辺には武蔵境駅、調布駅、三鷹駅、武蔵小金井駅、狛江駅などからアクセスしやすいバス路線が通っています。周辺は住宅街や文化施設も多く、天文学の知識を得た後に、周辺のカフェや公園などで時間を過ごすことも可能です。

見学にあたっては、以下の点に留意してください。