
ガイド
公渕森林公園は、香川県高松市東植田町に位置する、豊かな自然環境を備えた公営の森林公園です。1978年に開園し、元々は香川県農業試験場の種苗育成場として利用されていた土地を整備して誕生しました。現在は、県民の健康増進と森林に関する知識の向上を目的とした、地域に根ざした憩いの場となっています。公園内は、美しい公渕池を中心とした「植物公園エリア」と、二子山を中心とした「山林エリア」の2つの主要なエリアに分かれています。四季折々の植物や、整備された遊歩道、キャンプ施設などが揃っており、自然との深い関わりを持つことができます。
この公園の歴史は、農業試験場の種苗育成場としての役割に遡ります。植物の育成に最適な環境を持つこの土地は、のちに森林および緑化に関する知識の普及と、心身の健康増進を目的とした公園へと整備されました。香川県が選定した「香川のみどり百選」の一つであり、環境省が選定する「四国のみち(四国自然歩道)」の一部としても位置付けられています。単なるレクリエーション施設にとどまらず、地域の自然環境を守り、伝える役割を担ってきました。

公園の最大の象徴は、中央に位置する公渕池です。池の周囲には遊歩道が整備されており、水辺の風景を眺めながらの散策が中心となります。植物公園エリアには、桜並木をはじめ、牡丹園、アジサイ園、シャクヤク園、西洋シャクナゲ園、菖蒲園といった多彩な園庭があり、季節ごとに異なる花々が展開しています。また、二子山エリアには登山遊歩道や山頂展望台があり、高台からの景色が広がっています。自然観察ができるビオトープや、子供向けの遊具があるチビッコ広場も整備されています。
春(3月〜4月)には、公園内の桜並木が美しい景観を作り出します。また、初夏にはアジサイや菖蒲が咲き、植物園としての魅力が高まります。秋にはもみじの森などで紅葉の景色が見られます。公園は24時間開放されていますが、施設(レストハウスや売店、キャンプ場等)の利用時間や、安全な散策のためには日中の明るい時間帯が適しています。季節ごとの植物の開花時期に合わせて訪れることで、異なる表情の自然に触れることができます。

公園内では、多様なアクティビティが行われています。植物園エリアでは、季節の花々を観察する植物散策が中心となります。一方、二子山エリアでは、アスレチックコースや登山遊歩道を用いたハイキング、さらにはキャンプ場での宿泊体験が可能です。また、野外炊飯場や炭焼小屋などの設備も整っており、自然の中で食事の準備を行うこともできます。これらは、都市部では味わえない自然との一体感をもたらす要素です。
高松市の東部に位置するため、周辺には自然豊かな景観が広がっています。三木町方面へのアクセスも良く、地域の自然環境と一体となった観光ルートの一部として位置付けられています。周辺の自然豊かな風景とともに、香川県の豊かな緑を感じる旅の行程に組み込むことができます。

散策やハイキング、キャンプを楽しむための準備が必要です。登山や歩行には、動きやすく、かつ地面の凹凸に対応できる靴が適しています。キャンプや野外炊飯を行う場合は、キャンプ道具や調理器具の持参が必要です。一部の施設利用には、事前の利用申請(予約)が必要となるため、公式サイトでの確認が求められます。