
ガイド
河原城(お城山展望台)は、鳥取県鳥取市河原町に位置する、地域の情報発信拠点となる施設です。天守閣の形状をした建物が特徴で、各階には河原町の自然、歴史、文化を紹介する展示が設けられています。天守閣の最上階にあるテラス展望台からは、周囲の風景を360度のパノラマで眺めることができます。
この地は、1580年の羽柴秀吉による第一次鳥取城攻略戦の際に、陣が置かれた場所として知られています。歴史的には、武田高信が守る大振袖山城の砦として建造されたとされています。また、古事記に関連する「八上比売(やがみひめ)」の伝説が残る地としても知られています。1991年から1992年にかけて行われた発掘調査では、曲輪跡や堀切跡などが確認され、古城跡としての歴史が実証されました。

館内は各階ごとにテーマが設定されています。1階は町のインフォメーションコーナーとなっており、河原町の自然や人々の暮らしを大型写真パネルで紹介しています。また、3階では「マジカルビジョン」による3D上映が行われており、日本最古のラブストーリーとされる「八上姫伝説」を体験できます。天守閣のテラスからは、遠く鳥取砂丘や中国山地の山並みまでを見渡すことが可能です。
河原城の周辺には河原中央公園があり、約800本の梅の木が植えられています。季節によっては、梅林公園としての風景を楽しむことができます。また、夜間には21基の照明によるライトアップが行われ、地域のランドマークとして夜の景色を彩ります。夏季(4月〜9月)は18:00まで、冬季(10月〜3月)は17:00まで開館しており、季節ごとに異なる開館時間に注意が必要です。
館内では、地域の歴史や文化をジオラマやデジタル映像を通じて学ぶことができます。特にマジカルビジョンによる3D上映は、地域の伝説を視覚的に体験できる貴重なコンテンツです。また、周辺エリアでは季節に応じたイベントが行われることもあり、地域の自然や文化に触れることができます。
城の周辺には河原中央公園が整備されており、散策に適しています。また、近くには「三滝渓」があり、自然豊かな環境が広がっています。周辺には温泉施設である「湯谷荘」もあり、地域の自然環境と文化をあわせて楽しむことができます。
施設内にはエレベーター等の昇降機が設置されていないため、階段を利用する際の注意が必要です。お身体の不自由な方のために、展望台入口付近で乗降車できるアプローチ道が用意されています。展示内容や地域の歴史を尊重し、マナーを守って見学してください。