
ガイド
賀茂別雷神社(通称:上賀茂神社)は、京都市北区に位置する神社です。京都で最も古い歴史を持つ神社の一つであり、ユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録されています。御祭神である賀茂別雷大神は、雷の御神威により厄を祓い、あらゆる災難を除く厄除・落雷除・電気産業の守護神として信仰されています。境内には国宝2棟や重要文化財41棟が存在し、広大な敷地を有しています。
上賀茂神社は、京都の歴史において重要な役割を果たしてきた神社です。かつてこの地を支配していた古代氏族である賀茂氏の氏神を祀る神社として、下鴨神社とともに賀茂神社(賀茂社)と総称されてきました。江戸幕府の要請により、上流に位置する本神社を「上賀茂神社」、下流に位置する神社を「下鴨神社」と呼び分ける習慣が定着しました。また、平安遷都後は皇城の鎮護社として、京都の都市形成に関わってきた背景があります。

境内には、歴史的な建築物や自然が点在しています。主な構造物として、楼門や本殿、権殿があります。また、境内には立砂と呼ばれる場所や、ニノ鳥居、さらには自然の景観として「ならの小川」などが存在します。これらの要素が、世界文化遺産としての価値を構成しています。
参拝時間は、通常5:30から17:00までとなっています。本殿・権殿の特別参拝については、10:00から16:00(土・日・祝日は16:30まで)の間に設定されています。季節としては、3月、4月、5月、7月、9月、10月、11月が参考時期として挙げられます。また、毎年7月1日には「賀茂御戸代能(薪能)」が行われることもあります。

神事や伝統的な行事が行われる場所であり、歴史的な景観の中での参拝が中心となります。7月1日には薪能の儀式が行われ、伝統的な能楽の形式に触れる機会があります。また、境内では自然の景観や建築物の構造を確認しながらの散策が行われます。
上賀茂神社の周辺には、歴史的な関連を持つスポットが存在します。例えば、賀茂川の上流部や、下鴨神社といった関連する神社との地理的なつながりがあります。周辺の環境は、自然と歴史が融合した景観を形成しています。

参拝にあたっては、季節に応じた服装が推奨されます。特に7月の薪能の際には、雨天決行の場合、合羽(レインコート)の持参が必要となる場合があります。神社の境内を歩くため、歩きやすい靴での参拝が適しています。また、境内での記念写真撮影については、公式のルールや指示に従ってください。