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香川県庁舎東館

ガイド

香川県庁舎東館

約3分

概要・魅力

香川県庁舎東館は、世界的な建築家である丹下健三(たんげ けんぞう)の代表作の一つとして知られる、極めて高い文化的価値を持つ建築物です。鉄筋コンクリートを用いた日本の伝統的な建築表現を現代的に解釈したデザインが特徴で、正面玄関のピロティや開放的なロビーは、県民に開かれた公共空間として設計されています。令和4年(2022年)2月9日には、「香川県庁舎旧本館及び東館」として国の重要文化財に指定されました。単なる行政施設ではなく、建築、家具、美術品が一体となった「生きた美術館」とも言える存在です。

歴史と文化背景

この建物は、戦後の日本建築を代表する巨匠、丹下健三の手によるものです。設計にあたっては、建築だけでなく、随所に著名な芸術家やデザイナーが関わっており、後の「アート県香川」としてのアイデンティティを形作る礎となりました。例えば、1階ロビーに掲げられた「和敬清寂」の壁画は、画家・猪熊弦一郎によるものです。また、知事室の机などの家具類には、デザイナーの剣持勇が携っており、細部に至るまで高い意匠性が追求されています。このように、建築・美術・デザインが高度に融合した歴史的背景を持っています。

香川県庁舎東館 1

主な見どころ

最大の魅力は、公共建築でありながら芸術的な美しさを湛えた共有スペースです。特に、開放感のある正面玄関のピロティや、広々とした1階ロビーは、訪れる人々を包み込むような空間美を提供します。ロビーの壁画や、細部までデザインされた受付カウンター、椅子などの家具類は、建築と一体となった芸術作品として楽しむことができます。また、南庭などの屋外スペースも、建築の造形美を鑑賞するのに最適な場所です。

季節・時間帯別おすすめ

屋内共有スペースの見学は、平日の日中が中心となります。建築のディテールや光の入り方をじっくりと鑑賞するには、明るい時間帯がおすすめです。なお、見学可能なエリアは共有スペースに限られており、執務室などの内部への立ち入りはできません。季節を問わず、美しい建築美を楽しむことができますが、平日の午前中や午後の落ち着いた時間帯に訪れることで、より静かに空間の空気感を感じることができるでしょう。

体験・アクティビティ

香川県庁舎東館では、スマートフォンを活用した「音声ガイド」による鑑賞体験が可能です。公式サイト等で紹介されているQRコードを読み取ることで、建築の歴史や意匠に関する解説を音声で聴くことができます。これにより、単なる視覚的な見学に留まらず、建築家やデザイナーの意図を深く理解する、より知的な体験が可能となります。建築の背景を学びながら、空間を巡る贅沢な時間を過ごしてください。

周辺エリア

高松市の中心部に位置しているため、周辺には観光スポットが豊富にあります。歴史的な「玉藻公園(高松城跡)」や、美しい日本庭園を持つ「栗林公園」、そして高松のシンボルである「高松シンボルタワー」などが徒歩や公共交通機関でアクセス可能な範囲にあります。建築鑑賞の後に、高松の街歩きやグルメを楽しむプランもおすすめです。

持ち物・服装・マナー

見学の際は、公共の施設であることを意識し、周囲の職員や他の来訪者の迷惑にならないよう、静かに鑑賞してください。音声ガイドを利用する場合は、スマートフォンの充電を確認しておくとスムーズです。なお、執務室への立ち入りは禁止されています。服装については、特に制限はありませんが、公共施設としてのマナーを守って行動してください。詳細なルールや最新の情報については、公式サイトをご確認ください。