
ガイド
海上自衛隊呉史料館は、愛称「てつのくじら館」として知られる、海上自衛隊の広報を目的とした施設です。広島県呉市に位置し、海上自衛隊の歴史や装備品に関する展示を行っています。最大の特徴は、実物の潜水艦が屋外に展示されている点です。展示されているのは、かつて海上自衛隊で就役していたゆうしお型潜水艦の「あきしお」(SS-579)です。この施設は、海上自衛隊の活動や技術、歴史を視覚的に提示する役割を担っています。
この施設は、海上自衛隊の歴史や機雷掃海、潜水艦の技術を伝えるために設置されました。展示されている潜水艦「あきしお」は、2004年3月に除籍された後、展示用に内部機器の交換や清掃が行われました。2006年9月には、建設中の本館施設へ搬入が行われ、現在は呉市の海事史を象徴する建造物として設置されています。展示内容には、海上自衛隊の歩みや、機雷掃海艇の役割、潜水艦の運用に関する資料が含まれています。

館内は、階層ごとに異なるテーマに基づいた展示構成となっています。1階では海上自衛隊の歴史に関する展示が行われ、2階では機雷の脅威とそれに対処する掃海艇の役割についての展示があります。3階では、潜水艦の活躍に関する展示が行われています。これらは実物、模型、絵図、映像などの資料を用いて構成されています。
最大の展示物は、屋外に設置された実物の潜水艦「あきしお」です。この艦内には、発令所のある甲板部分まで入ることができます。ただし、防諜上の理由から、船殻や艤装(ぎそう)の一部、および錨(いかり)や推進器(スクリュープロペラ)などは、ダミーの部品に差し替えられたり、制限があったりする箇所があります。また、艦内には案内係員が配置されています。
施設は通年で公開されており、特定の季節による制限はありません。日中の時間帯は、屋外展示されている潜水艦「あきしお」の細部を、自然光の下で確認することが可能です。館内展示は、映像や模型を用いた解説が中心となっているため、天候に左右されずに閲覧できます。
実物の潜水艦「あきしお」の内部構造や、甲板の様子を間近で確認できることが、この施設における主要な体験です。展示されている模型や映像、絵図を通じて、海上自衛隊の装備品や機雷掃海、潜水艦の運用について、視覚的な情報を得ることができます。
当施設は、呉市の海事に関連するスポットが集まるエリアに位置しています。斜向かいには呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)があり、北隣には商業施設のゆめタウン呉があります。呉港周辺には、歴史的な建造物や海事関連の施設が点在しています。
施設内を閲覧する際は、動きやすい服装が適しています。屋外の潜水艦展示エリアを閲覧する機会があるため、天候に応じた準備を行ってください。