
ガイド
巌立峡(がんだてきょう)は、岐阜県下呂市小坂町に位置する、約5万4千年前の溶岩(安山岩質)によって形成された地形です。日本一の溶岩流の断面を持つとされる、非常に希少な地質学的特徴を備えています。岐阜県指定の天然記念物にも指定されており、御嶽パノラマラインからは、上部が平らな緑の帯のように続く溶岩流の景観を望むことができます。かつては下流の小巌立と繋がっていましたが、椹谷(ささらや)によって溶岩流が約300m近く流されたことで分断された歴史を持ちます。
この地は、約5万4千年前の火山活動による溶岩流によって形作られました。かつては下流の小巌立と地続きの状態でしたが、自然のプロセスである椹谷の浸食によって、溶岩流が約300mにわたり流され、現在の断絶された形状となりました。この地形の特異性から、岐阜県指定の天然記念物に指定されています。また、その景観の美しさから、かつては「緑のグランドキャニオン」と命名されたこともあります。

最大の焦点は、切り立った安山岩質の岩壁です。この岩壁は上流へ17キロにわたって続いており、自然が作り出した巨大な断面を観察できます。御嶽パノラマラインを走行する際には、広大な範囲にわたって続く緑の帯のような溶岩流の景観を楽しむことができます。また、周辺には「あまどり岩」と呼ばれる、高さ約150mに達する溶岩の構造物も存在します。
巌立峡は、例年3月下旬から12月中旬までが利用可能な期間となります。冬期間(1月〜3月)は、案内所、売店、およびトイレが閉鎖されるため、訪問の際は時期に注意が必要です。日中の明るい時間帯は、岩壁の質感や溶岩の断面をはっきりと観察するのに適しています。

ここでは、自然が作り出した巨大な岩壁や、断絶された溶岩流の構造を観察することができます。公園内は整備されており、自然の地形を間近に見る散策が可能です。また、御嶽パノラマラインからのドライブを通じて、広大なスケールでの景観を楽しむことができます。
巌立峡の周辺には、岐阜県下呂市の豊かな自然環境が広がっています。ドライブコースとして、御嶽パノラマラインが整備されており、車窓からも壮大な景色を楽しむことができます。また、近くには小坂町周辺の自然景観を楽しむためのスポットが点在しています。
環境維持協力金として、お一人様につき300円が必要です。支払いの際は、現金をご用意ください。
現地での英語による案内や、スタッフによる英語対応の有無については、公式に明記されていません。
事前予約は不要です。
景観の撮影は可能ですが、自然環境の維持にご協力ください。
散策に適した動きやすい服装でお越しください。また、ペットを連れて歩く際は、必ずリードを着用してください。
車椅子での移動については、公園内の整備状況を確認の上、お越しください。
ペットを同伴する場合は、必ずリードを付け、フンの処理用具(スコップやポリ袋)を携帯してください。ゴミは必ず持ち帰るようお願いいたします。また、滝の音などの自然音により、周囲の環境が変わる可能性がある点にご留意ください。