
ガイド
猪高緑地は、愛知県名古屋市名東区に位置する総面積66.2ヘクタールの総合公園です。「いたかの森」という名称でも親しまれています。このエリアは、棚田、湿地、ため池などの水辺が多く、水循環の仕組みを学べる自然共生サイトとして認定されています。都市近郊にありながら、雑木林や水辺の風景が広がる環境です。
この地域は、元々尾張丘陵と呼ばれる丘陵地であり、田畑や雑木林が広がっていました。名称の「猪高」は、かつて存在した旧愛知郡猪高村に由来しています。1958年2月15日に都市計画緑地として整備が始まり、その後、都市計画に基づき整備が進められてきました。また、1995年の阪神・淡路大震災を契機に、広域避難場所としても指定されています。

園内には、自然の地形を活かした様々なエリアがあります。棚田の広場では、地元の市民グループによる水の管理や草刈りが行われており、地域に根ざした自然維持の様子が見られます。また、塚ノ杁池や井堀のため池、ハンノキ湿地など、水辺を中心とした景観が特徴です。散策路を通じて、自然環境の構成要素に触れることができます。
季節を通じて自然の変化を楽しめますが、特に水辺の環境や棚田の風景は、季節ごとに異なる表情を見せます。散策コースとしては、北側のシダレザクラの里や湿地帯を通るコースなどが設定されています。イベントとして、5月には自然観察会や竹クラフト体験などが開催されることがあります(※開催時期や内容は事前確認が必要です)。
自然をテーマにした様々なプログラムが用意されています。例えば、田んぼの生き物を探す観察会や、里山の自然を学ぶガイド付きの散策、伐採した竹を用いた竹クラフト体験などがあります。これらは、自然環境への理解を深めるための活動として実施されています。
猪高緑地は名古屋市名東区に位置し、長久手市とも隣接しています。都市部からアクセスしやすい場所にあり、周辺には住宅地も広がっていますが、園内は豊かな緑に包まれています。
自然の中を歩くため、動きやすい服装での訪問が推奨されます。特に自然観察会などのイベントに参加する場合は、汚れてもよい服装、帽子、飲み物を用意してください。また、観察の際には手袋や長靴、ルーペなどの準備があると便利です。公園の利用にあたっては、地域の自然環境を守るためのマナーを守り、静かに散策してください。