
ガイド
五能線に位置する驫木駅(とどろきえき)は、青森県西津軽郡深浦町にあるJR東日本の駅です。この駅の最大の特徴は、ホームに設置された「夕焼け暦」と「夕日時計」です。これらは、その日にホームから見える夕日の方向を示すものであり、日本海に沈む夕日を観察するための設備として設置されています。また、駅名に使用されている「驫」という漢字は、日本の駅名の中で最も画数が多い(30画)ことでも知られています。
驫木駅は1934年(昭和9年)12月13日に開業しました。1987年の国鉄分割民営化を経て、現在は東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営しています。駅舎は1951年(昭和26年)に建てられた木造の構造をベースとしており、待合室のみを備えたシンプルな造りです。2008年には駅舎の改修工事が行われました。駅名の由来は、周辺の集落名にあり、波の音や瀬の音が轟き、3頭の馬も驚いたという説からきているとされています。

ホームの北側部分には、夕日の方向を示す「夕焼け暦」と「夕日時計」が設置されています。これにより、日本海に沈む夕日の位置を正確に把握することが可能です。また、駅舎内には「驫木駅 思い出ノート」が設置されており、訪れた人々が記録を残すことができる文化的な空間となっています。さらに、かつて「青春18きっぷ」の宣伝ポスターに登場したこともある、歴史を感じさせる駅舎も一つの見どころです。
夕日の観察には、夕刻の時間帯が最適です。ホームに設置された夕焼け暦を活用することで、その日の夕日の位置を確認しながら、日本海に沈む美しい景色を眺めることができます。季節によって夕日の位置や沈む時間が変化するため、訪れる時期によって異なる景観を楽しむことができます。
駅舎内にある「思い出ノート」への記入や、ホームでの静かな時間を通じて、五能線のローカルな雰囲気を感じることができます。また、駅名の「驫」という非常に画数の多い漢字を確認するなど、鉄道ファンや漢字に興味がある方にとっても、独特の体験ができる場所です。映画『男はつらいよ 奮闘篇』のシーンにも登場した歴史ある風景を感じることができます。
駅の周辺には、驫木漁港や驫木郵便局、そして国道101号が通っています。海沿いの集落としての機能を持っており、周辺の漁港の雰囲気を感じることができます。