
ガイド
旧ロシア領事館は、函館の港を見渡す高台に位置する、赤レンガと白い装飾が特徴的な西洋建築の建物です。この建物は、歴史的な趣を残しながら、2025年7月12日に「HOTEL白林(びゃくりん)HAKODATE」として再生されました。全6室のオールスイートからなるスモール・ラグジュアリーホテルとして運営されており、かつての領事館としての面影を現代的なラグジュアリー空間へと昇華させています。
この建物は、日本最初のロシア領事館として現在の地で1906年(明治39年)に竣工しました。その後、大火を経て1908年(明治41年)に再建されています。かつてはロシア帝国、そして1927年からはソビエト連邦の領事館として使用されてきた歴史を持ちます。2021年には、建築物の保存と再生を目的に、自動車用品卸売業のソヴリンによって購入され、大規模な改修工事が行われました。現在は、歴史的な景観形成指定建築物としての価値を維持しつつ、宿泊施設として新たな役割を担っています。

最大の魅力は、赤レンガと白の石材(あるいは漆喰)のコントラストが美しい、クラシックな外観です。窓枠や建物の角に施された白い装飾、そして黒い勾配屋根が、エレガントな雰囲気を演出しています。敷地内は、歴史的な領事館棟と、新しく増築されたウェルネス棟の2棟で構成されています。領事館棟にはメインダイニング、すし処、バー、ギフトショップが備わっており、ウェルネス棟にはフロント、ウェルネススペース、ジム、ライブラリーが配置されています。客室はすべてオールスイートとなっており、プライベートな空間で歴史的な建築の意匠を間近に感じることができます。
建物は高台に位置しており、周囲には季節ごとに異なる表情を見せる植物が広がっています。冬や早春には、澄んだ空気の中で雪を頂いた山々や、港の風景を背景にした美しい建築美を楽しむことができます。また、日中の明るい時間帯には、赤レンガと白い装飾の鮮やかなコントラストが際立ち、フォトジェニックな景観が広がります。夜間は、ライトアップされた歴史的な建物の雰囲気を味わうことができるでしょう。
現在はホテルとして運営されているため、宿泊を伴う特別な体験が中心となります。客室にはプライベートサウナや水風呂、半屋外の露天風呂が完備されており、歴史的な建物の雰囲気の中で、現代的なウェルネス体験を楽しむことができます。また、館内のレストランやバー、すし処での食事を通じて、洗練されたホスピタリティに触れることができます。
建物は函館の「幸坂」と呼ばれる高台に位置しています。周辺は、港を見渡す景勝地であり、歴史的な建築物が多く残るエリアです。函館の街並みや海を望むことができる立地であり、散策の拠点としても適しています。
宿泊・利用の際は、以下の点にご注意ください。