
ガイド
醍醐桜は、岡山県真庭市別所に位置する、エドヒガンザクラ(アズマヒガンザクラ)の巨木です。岡山県の天然記念物に指定されており、新日本名木百選にも選ばれています。周囲に遮るものがない高台に、ただ一本、空に向かってそびえ立つ姿は、非常に力強く、圧倒的な存在感を放っています。樹高は約18メートル、根本の周囲は約9.2メートルに及び、そのスケールの大きさが特徴です。
この桜の名前の由来には、歴史的な伝説が残されています。元弘2年(1332年)、後醍醐天皇が隠岐の島へ配流される途上に、この地でこの桜を見て賞賛したと伝えられています。この伝説から「醍醐桜」の名がつきました。地元では親しみを込めて「大桜(おおざくら)」とも呼ばれています。また、2003年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」のロケ地としても知られており、日本を代表する桜の一つとして文化的な価値も高いスポットです。

最大の特徴は、何といってもその孤高の立ち姿です。のどかな山里の原風景の中に、一本の巨木が天に向かって枝を広げる姿は、見る者に深い感銘を与えます。春の満開時期には、周囲に広がる景色とともに、生命力あふれる桜の姿が広がります。また、夜間にはライトアップが行われることもあり、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を感じることができます。
見ごろは例年3月下旬から4月上旬にかけてです。この時期、満開を迎える瞬間の美しさは格別です。日中は明るい陽光の下で桜の色彩を楽しむことができ、夜間にはライトアップによる幻想的な景観が展開されます。季節ごとの変化を楽しむことができ、特に春の盛りには、多くの人々が集まる活気ある風景が広がります。
醍醐桜周辺では、自然を感じながらの散策が可能です。特に、満開の時期には、麓の駐車場から桜を目指して歩く「醍醐桜ハイキング」という楽しみ方があります。旧別所小学校付近から約3km、40分程度の道のりを歩くことで、春の空気を感じながら、徐々に近づく桜の姿を楽しみながら目的地へ向かうことができます。
醍醐桜は真庭市の北房・落合エリアに位置しています。周囲はのどかな山里であり、自然豊かな環境に囲まれています。桜の見学の際には、周辺の落合エリアにある飲食店などを利用することも可能です。周辺の風景とともに、真庭市の自然を満喫することができます。
駐車場料金などは現金での支払いが基本となります。
周辺の案内や看板については、一部英語表記がある場合がありますが、基本的なコミュニケーションは日本語が中心です。
桜の鑑賞に事前予約は不要です。
桜の周辺は山間部のため、季節に応じた適切な服装が必要です。特にハイキングを検討する場合は、歩きやすい靴を用意してください。
風景撮影は自由ですが、周囲の環境や他の訪問者への配慮をお願いします。
高台にあるため、駐車場から桜の場所までは勾配のある道が含まれます。足元に注意が必要です。
満開時期は周辺道路が非常に混雑し、一方通行となる場合があります。また、駐車場が限られているため、事前に交通情報を確認することが大切です。