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多度祭

ガイド

多度祭

約3分

イベント概要

多度祭は、三重県桑名市の多度大社で毎年5月4日と5日に執り行われる、非常に重要な御例祭です。この祭りは、南北朝時代の暦応年間(1338年〜1342年)に始まったとされる歴史深い神事であり、現在は三重県の無形民俗文化財にも指定されています。かつては織田信長の攻撃により一度は歴史が途絶えかけましたが、徳川四天王の一人である本多忠勝公の尽力によって再興されたという、ドラマチックな背景を持っています。

見どころ・楽しみ方

多度祭の最大のハイライトは、何といっても「上げ馬神事(あげうましんじ)」です。青年の騎手が、陣笠裃(じんがさかみり)や花笠武者姿を身にまとい、石段の横にある約2メートルの絶壁を馬と共に駆け上がります。馬の上がり具合によってその年の豊凶を占うこの神事は、非常に迫力があり、観る者を圧倒します。

また、5日の予定には、神輿が渡御した後の「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」も組み込まれています。馬術の技術を披露する流鏑馬は、日本の伝統的な美しさと力強さを象徴するシーンです。白馬伝説が伝わるこの地で、神の使いとしての馬が躍動する姿は、訪れる人々にとって忘れられない体験となるでしょう。

日程・スケジュール

祭りは2日間にわたって開催されます。

  • *5月4日**: 上げ馬神事が行われます。各地区2回ずつ、計12回の上げ馬が行われるのが特徴です。
  • *5月5日**: 本祭として、上げ馬神事が各地区1回ずつ(計6回)行われます。その後、神輿が須賀の馬場へと渡御し、流鏑馬神事が執り行われます。

会場とアクセス

会場は、三重県桑名市にある「多度大社」です。

  • *電車でのアクセス**: 名古屋駅から近鉄名古屋線で「桑名駅」へ向かい、そこから養老鉄道に乗り換えて「多度駅」で下車します。多度駅から境内までは約1.5kmの距離があるため、徒歩またはタクシー、コミュニティバスの利用が便利です。
  • *車でのアクセス**: 桑名東ICから約10分、弥富ICから約15分、湾岸桑名ICから約20分が目安です。周辺には民間の有料駐車場も存在します。

参加のポイント

多度祭は、単なる観光イベントではなく、地域の人々が大切に守り続けてきた「神事」です。特に上げ馬神事は、馬の安全と伝統の継承を両立させるための対策(坂の構造見直しなど)が近年行われており、非常に厳かな雰囲気の中で行われます。観覧の際は、周囲の参拝者や神職の動きを妨げないよう、敬意を持って見守ることが大切です。

持ち物・服装・マナー

  • *服装**: 屋外での神事となるため、動きやすく、歩きやすい靴での参拝をおすすめします。また、5月の開催時期に合わせて、季節に合った服装を選んでください。
  • *撮影**: 個人の記念撮影は可能ですが、営利目的の撮影を行う場合は、事前に多度大社への許可が必要です。また、神事の最中は周囲の参拝者の視界を遮らないよう配慮してください。
  • *ペット**: ペットを連れて参拝する場合は、三の鳥居までとなります。御本殿への同伴はできませんのでご注意ください。
  • *支払い**: 境内での授与品(御朱印など)の購入や、周辺での飲食については、事前に現地の案内をご確認ください。